時代小説文庫<br> 殿様行列 人撃ち稼業(二)

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時代小説文庫
殿様行列 人撃ち稼業(二)

  • 著者名:井原忠政【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 角川春樹事務所(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758445580

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内容説明

凄腕の鉄砲撃ち・玄蔵が、江戸に連れてこられて早やふた月。与えられた仕事は「悪人である大身を、世のため人のために撃つ」こと。あまり気の進まない玄蔵に、御公儀徒目付の多羅尾は「しくじれば、お前の女房子供の人生も終わる」と冷たく突き放す。標的である並び鷹の羽紋の大身は、馬で毎朝登城するという。玄蔵は、仕事を補佐する良庵や開源、千代らと共に秘策を練るが──。忽ち重版の人気シリーズ「人撃ち稼業」待望の第二弾。興奮と感動必至のノンストップエンターテインメント時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

143
前作同様、モヤモヤしながらの読了。家族を人質に取られ、暗殺稼業に手を染めなければなならない玄蔵。玄蔵が優しい人柄だけに、不憫で痛まれなく、人撃ちをせねばならない玄蔵が可哀想すぎる。案の定、玄蔵の体調に異変が起きるのは当然か。主人公の玄蔵は、もちろん気になるが、本多圭吾の動きはもっと気になる。何とか、玄蔵が無事に家族の元へ戻れることを切に願う。それにしても気になる終わり方だった。モヤモヤしながら読むのはイヤだけど、とりあえず、気になるから引き続き読み続けるとしよう。2023/06/02

おしゃべりメガネ

75
シリーズ第2弾。凄腕の鉄砲撃ち「玄蔵」が'世直し'と称される悪人退治のために江戸へかり出されて早くも2ヶ月に。展開はさほどスピーディーではないため、ちょっと読んでてもどかしさが。一作目では各々が魅力的だったチーム『多羅尾』も本作においてくノ一「千代」以外はあまり目立たず。お世辞にも痛快とは言いがたい作風にこの先果たしてどうなっていくのやら。「玄蔵」の狙撃の腕前はピカイチなので、引き続き'世直し'稼業にかかわるコトになるでしょうが、人を殺めていくコトに対する彼のメンタルが、今後とても心配になってきます。2025/02/19

yamatoshiuruhashi

60
人撃ち稼業2作目。鳥居耀蔵の命により人質を取られたまま玄蔵は二人目、「十人の悪人」のうちの最初の一人を撃つ。この調子で行くと、11巻目で十人目まで達するのか。鳥居耀蔵という奴が嫌いな私だが、どうやら作者も鳥居耀蔵に対して含むところがあっての設定だろうな。本作者の他の作品と同じく主要人物たちの性格がバラバラにして面白い。2023/05/27

やま

59
江戸で脅されて人を撃つ猟師玄蔵の苦悩の物語です。天保十二年(1841)三月。美しい妻・希和と幼い二人の子を人質に取られて、伊勢原から江戸へ連れてこられた玄蔵は、公儀目付の鳥居耀蔵に自らの政敵の暗殺を命じられる。従わないと家族を殺されるために、しかたなく罪もない人間を鉄砲で殺していく物語です。江戸城へ登城する旗本三千石久世伊勢守の行列を狙って銃を構える玄蔵は、人を殺すことに嫌悪感を覚えていたが…狙っているうちに、知らず知らずに快感を覚えるようになった己に驚くが…殺したあとに体調を壊す。2023/07/05

saga

53
総髪だった玄蔵が、狙撃任務のために髷を結い、色黒を隠す化粧までしなくてはならない。今度は江戸市中で登城途中の旗本を狙うのだ。多羅尾とは生理的に相容れず、妻子のために従わざるを得ない。この任務を無事に終えても玄蔵と妻子は口封じされてしまうかもしれないのに……。南町奉行所同心・本多は狙撃犯の絞り込みにまで迫った。果たして正義はどちらにあるのか? まあ、公儀目付・鳥居が善人とは思えないので、これからの展開と、狙撃を成功させた玄蔵の心身の変化が気になるところ。2024/03/30

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