大泉黒石 - わが故郷は世界文学

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大泉黒石 - わが故郷は世界文学

  • 著者名:四方田犬彦
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 岩波書店(2023/07発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784000615938

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内容説明

「俺は国際的の居候」と嘯く大正時代の作家,大泉黒石.ロシア人を父に持ち,複数語に堪能なコスモポリタンだった.『中央公論』連載の『俺の自叙伝』で一世を風靡するが,才能を妬まれ,虚言家だと罵られ文壇追放,忘れられた作家となる.国家も民族も飛び越え,人間性の普遍へと向かおうとした異端の文学者が,今,蘇る.

目次

一 虚言の文学者
二 トルストイを訪問した少年
三 二冊のロシア巡礼記
四 黒石,売り出す.
五 『俺の自叙伝』
六 周縁と下層
七 とうとう文壇追放
八 『露西亜文学史』1
九 『露西亜文学史』2
十 老子の肖像1
十一 老子の肖像2
十二 『血と霊』の映画化
十三 差別と告白,そして虚無
十四 幻想都市,長崎
十五 混血と身体の周縁
十六 峡谷への情熱
十七 奇跡の復活『おらんださん』
十八 戦時下の著作
十九 戦後の零落
二十 黒石の文学
あとがき
大泉黒石 年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

15
毎朝11時に「WEB本の雑誌」内の新刊案内欄をチェックをしている。新聞は読まないし、出版社のホームページを開くこともないので、同欄でもれた本は知るすべもない。あとはAmazonの「この本を読んだ人は・・・」で奇跡が起きることを待つ。文学通ではないので、小栗虫太郎あたりまでは知っていたけれど、大泉さんは全くの初見だった。ジャケ買いですね。黒石氏の生い立ちを読んでいて、すわと眠狂四郎を想起した。狂四郎の抱える虚無の深さに改めて思い至る。とりあえず暫定的に、個人的に、今年読んだ評伝の中ではピカイチだった。うん。2023/05/26

Shun'ichiro AKIKUSA

5
遺族からの資料の提供を受けて書かれたとのこと。2025/10/23

takao

5
父がロシア人外交官、母は旧士族の出。2024/06/23

funkypunkyempty

3
★★★★☆2024/06/30

メイロング

3
ここからさらに再評価に火が付きそうな評伝。「俺の自叙伝」だけでなく、他の小説も復刊が続きそう。ブームにはならないだろうけど、異端の作家好きなら押さえておきたい名前に…もうなってるんだろうな。四方田さんの教養の下地なのか、たまに言葉は知ってるけど使わない言葉がでてきて面白い。洛陽の紙価を高めるとか江湖に問うとか実際に使われてるところ初めてみた。それでいて読みやすいからすごい。2023/10/21

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