講談社の創作絵本<br> トットちゃんの 15つぶの だいず

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価
  • ポイントキャンペーン

講談社の創作絵本
トットちゃんの 15つぶの だいず

  • 著者名:黒柳徹子【原案】/柏葉幸子【文】/松本春野【絵】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 特価 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065319642

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

<とうとう、トットちゃんの一日の食べものは、だいずが15つぶだけになってしまいました。>

『窓ぎわのトットちゃん』では描かれなかった、トットちゃんのもうひとつのお話を絵本にしました。

女優の黒柳徹子さんが自分自身の小学生時代をえがいた『窓ぎわのトットちゃん』。世界で2500万部以上のベストセラーとなり、「トットちゃん」と「トモエ学園」は世界中の人から愛されています。

トットちゃんの小学校時代は、日本が戦争をはじめた時代でもありました。

だいすきなパパ。トモエ学園の楽しいお弁当の時間。あまい、あまいキャラメル。<家族そろって、安心で、うれしかった毎日>から、いろいろなものがなくなっていきます。

そして、ある日、とうとう一日の食べものが、炒った大豆15つぶだけになってしまいました。トットちゃんは、15つぶをいつ食べるか、悩みに悩んで……。


長年ユニセフ親善大使として活動されている黒柳徹子さんの原点ともなる、トットちゃんの等身大の戦争体験です。

語りかけるような文章を書いてくれたのは、数々の賞に輝く児童文学作家の柏葉幸子さん。ジブリの「千と千尋の神隠し」に大きな影響をあたえた作品『霧のむこうのふしぎな町』など、魅力的なファンタジーを次々に生み出しています。

絵を手がけたのは、やさしい画風が人気の絵本作家・松本春野さん。「トットちゃん」といえば、いわさきちひろの絵を思い出しますが、松本さんは、いわさきちひろのお孫さんにあたります。大のちひろファンでもある黒柳徹子さんが、「かわいい!」と喜んでくれた令和のトットちゃんになりました。

戦争を描いてはいますが、小さいお子さんにも安心して読んであげられるように配慮してあります。いつも前向きで一生懸命なトットちゃんとはじめて出会うのにもぴったりな1冊です。


*読んであげるなら5歳くらいから
*ひとりで読むなら小学校低学年から
*すべての漢字にふりがなつき

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

183
黒柳 徹子の絵本を見つけたので、読みました。敗戦の8月に読むに相応しい絵本、子供たちに読ませたいですが、どこまで理解してくれるか心配です。ところで松本 春野は、いわさきちひろの孫なんですね。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003770162023/08/21

ままこ

82
とっとちゃんの戦争体験。戦前のトモエ学園でのお弁当の時間と戦中の食べ物の対比が切迫した食糧難を物語っている。平和の大切さ、戦争によって起こる不安がとっとちゃんの視点で切々と伝わってきた。柔らかな水彩で描かれる絵は表情豊かで、色彩により当時の様子や心理状態も伝わってきます。黒柳さんがそのまま朗読しているような感じの絵本でした。〈原案〉黒柳徹子さん〈文〉柏葉幸子さん。〈絵〉松本春野さん(祖母がいわさきちひろさん)2023/11/09

とよぽん

64
戦争がどれほど子どもの心に辛苦をもたらすか、1日の食料として15つぶのだいずを持って学校に行くトットちゃんの姿からわかる。それでも、極度の空腹に耐えてトットちゃんは家が焼けてないこと、ママも犬も生きていることに喜びを見いだす。健気だ。ただ、結末に至るところが急展開で少し残念だった。2024/01/10

どあら

40
図書館で借りて読了。戦争の愚かさをどんどん伝えて欲しいです。2023/10/25

彼岸花

36
ふんわり柔らかくて優しい絵に癒された。赤い洋服がお似合いの、明るく元気なトットちゃん。だが戦禍が容赦なく襲い、どんどんものがなくなり、大事な人がいなくなってしまう。大好きだったトモエ学園も炎に包まれた。幸せだったいたいけな少女が、防空壕の中で極限の空腹状態に陥る。残り7つぶの大豆を巡り、明日をも知れぬ命の葛藤に思わず息を呑んだ。子どもにまでも犠牲を強いるなんて、戦争はこの世で最も重い罪である。徹子さんご自身の体験から、世界の子どもたちのために、ユニセフ親善大使となられた原点が垣間見える、貴重な作品だった。2023/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21322763
  • ご注意事項