カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた

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カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた

  • 著者名:伊藤絵美【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 晶文社(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784794973719

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内容説明

実はカウンセラーもこんな心の問題を抱えている!
第一人者が実践してきた「自分で自分をケアする方法」をまとめて公開。
『セルフケアの道具箱』と一緒に読みたい、みんなのカウンセリング副読本。


ロングセラー『セルフケアの道具箱』の著者が、自ら実践しているセルフケアをまとめて大公開。カウンセラーを目指した経緯、さまざまな心理療法との出会いから、自らの不調・不安(多動、ギャンブル依存、喫煙癖、共依存の母親との関係etc…)に対して実践してきたコーピングまで、実体験に基づくセルフケアメソッドを惜しげもなく披露。『セルフケアの道具箱』と一緒に読みたい、みんなのカウンセリング副読本。イラスト・細川貂々。

《スキーマ療法では、過去のトラウマや今抱えている生きづらさ、その人の人生そのものについて語り合うことが多く、そういうとき、「先生(伊藤)のトラウマや生きづらさや人生についても知りたい」と思うクライアントが少なくないようで、問われれば、率直にお伝えするようにしています。 そのような私自身の自己開示によって、クライアントとの相互理解が進んだり、クライアント自身の自己理解が深まったりすることが少なくありません。読者が「まだ出会わぬクライアント」だとしたら、それらの方々に、私自身の実践や体験についてお伝えすることに、なにがしかの意味があるのではないか、と思うようになったのでした。》(「はじめに」より)
【本書の内容より】
●自動思考に対するマインドフルネスについての話……空に浮かぶ雲に自動思考をタイピング/シャボン玉かタンポポの綿毛をフーっと吹く/うんこのイメージ
●マインドフルネスの普段使いについての話……食べる/触る/においを嗅ぐ/歩く/家事/
●呼吸に親しみ、呼吸と仲良くすることについての話……待ち時間呼吸法/アロマ呼吸法/リフレッシュ呼吸法/
●「思い直し」の技術である認知再構成法についての話……「自動思考」と「助ける思考」を対話させる/つらい感情を受容し、ひたすら優しい言葉をかけ続ける/イメージのなかで納得のいくストーリーを作る/
●問題解決法という最強の対処法……翌朝の早起きが嫌で仕方がないときの問題解決/トイレ掃除をこまめにするための問題解決/難しい専門書を読み進めるための問題解決/痴漢撃退のための問題解決/母の入院先を見つけるときの問題解決/
●衝動的かつアディクション的な特性でいろいろやばかった話……ゲーム/競馬とカジノ/万引きで捕まっちゃった!/
●両親に巻き込まれ続けてきた話/
●私が実践しているスキーマ療法……早期不適応的スキーマを手放す/チャイルドモードへのアクセスとケア/
etc…
目次

第1章 こうしてカウンセラーになりました

「どうしてカウンセラーになったのか」の話 その1
「どうしてカウンセラーになったのか」の話 その2
認知行動療法との出会いとその後についての話 その1
認知行動療法との出会いとその後についての話 その2
認知行動療法との出会いとその後についての話 その3
スキーマ療法との出会いとその後についての話 その1
スキーマ療法との出会いとその後についての話 その2

第2章 困ったときのマインドフルネス

マインドフルネスとの出会いとその後についての話
自動思考とのつきあい方についての話
自動思考に対するマインドフルネスについての話
マインドフルネスの普段使いについての話 その1
マインドフルネスの普段使いについての話 その2
ネガティブな刺激に対するマインドフルネスについての話
呼吸に親しみ、呼吸と仲良くすることについての話

第3章 いまもこうして生きてます

「思い直し」の技術である認知再構成法についての話
問題解決法という最強の対処法についての話
エクスポージャー(曝露療法)をいろいろ試しちゃった話
試行錯誤しながら禁煙をなんとか続けているという話
衝動的かつアディクション的な特性があり、いろいろやばかった話
両親に巻き込まれ続けてきた話
私が実践しているスキーマ療法についての話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

39
認知行動療法、スキーマ療法、マインドフルネスをおこなう心理カウンセラーの実践と自分史を織り交ぜた本。具体性を伴う人生の背後に理論があって、理論を自分のために使うことはかえってクライアントの信頼感が高まるのではないか。意識の流れをそのまま言語化する、外在化、客観化することで気付きを得る現象学のような考え方を自動思考という。この本は自分史を振り返る自動思考がセルフケアとなり、母親の死後うつになったことから回復していく過程として書かれている。自動思考には即興性があり、明晰だが隙のある直接的な言葉とユルい雰囲気の2023/12/19

kanki

22
エッセイ。テトリスでストレス解消。スキーマ、チャイルドをヘルシーアダルトが癒してガイドし再養育を目指す。うんこ、雲、シャボン玉。ためになった 2024/03/21

らっそ

11
プロのカウンセラーがどんなことに悩み、考えて、日々過ごしているかが分かった。ご家族とのお話を自分の家族や、母親と祖母との関係性と並べて考えると、他人事とは思えなかった。次はスキーマ療法の本を読んでみようかと思う2023/10/11

Asakura Arata

7
母親との過去を言語化することが、確かに自己治療になっているなあ。自己開示することを拒否することが多い心理臨床家が多い中で、筆者の姿勢には頭が下がる。自分としては、自己開示が患者さんにとって治療的なことも多いと思っている。2023/08/31

ソーシャ

6
CBTの第一人者、伊藤絵美先生による自伝的(自己開示?)エッセイ。認知行動療法、スキーマ療法との出会いや、実際にやっているセルフケア、両親との関係などを自虐的かつユーモラスに綴っているのですが、最後の方にはかなり重い内容が書かれています。著者という一人の事例を通して、読者に役立つものを提供したいというやさしさを感じられる一冊ですし、有名なセラピストでも悩むことがあるということを教えてくれる本でもあります。(親子関係の相談とかで影響が出ないんでしょうか…)2023/11/26

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