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内容説明
巷の日本語は不思議でいっぱい!常に新しい言葉を「採集」し、検証しながら使っていく価値があります。当たり前のように使ってみれば、そこに人間が持っている「気配」が生じる。
Zoom、LINE、メール、Twitter…。ネット社会の言葉の伝え方。
あなたの気持ちはしっかり届いていますか?。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
60
今の自分に、とてもフィットっしてくる1冊。言葉を交わす中で感じる気配の意義を思う。その気配の在りなしは、伝わる深さの違いにつながると思う。言葉は、どんどん変化していくし、それはそれでいいと思う。その中で、残るべき言葉だけが残る。「正直な言葉遣い」というフレーズが納得の一言。そこに立脚しているのかどうかで、お互いの距離が決まると思う。2023/09/06
tamami
56
書き下ろしの1~3章と雑誌初出の第4章と、いずれも巷の言葉の使われ方、特に若者言葉と著者たち小父さん世代の日本語の使われ方の違いを、言語研究三代目の著者が語る。気楽なエッセイではあるが、現代日本語の変化の様相がはっきり分かり、面白さと同時に世代間に横たわるギャップに切実さを感じる。それにしても、SNSでのやりとりを含めて、変化の早い日本語の基礎的な部分を身につけるためにも、近代文芸を学ぶ必要があるのではと思う。小父さん世代の一人としては、例に挙げられた「芸者の頭」→「島田」→「暇だ」の類いに郷愁を覚える。2023/08/12
栗羊羹
15
これからの日本語・リモート時代の日本語力…をウンウンと考えながら読み…第4章「不思議な巷の日本語」を笑いながら読みました。金田一先生がおっしゃるには【パリピ】は実用的でセンスが光る新たな外来の縮約語とのこと。【激おこプンプン丸】はほとんど口にされないのに、流行語。【まじ、〜っす】は体育会系の後輩敬語…らしい。この本にはなかったけど、【アザ〜ッス】というLINEは返事しない!2024/01/20
マダムぷるる
8
面白いです。短時間のついばみ読みができるので電話待ちの時間とか洗濯機が止まるまで、のような時間に読んでみた。不要不急とか自粛、自己判断のようなコロナ禍ならではの言葉に関する項が面白かった。一つだけ作品名なのだが、今ひとつ内容と合っていないような気がしないでもないんだな。金田一先生の言葉に対するアンテナの高さにかんしんしていたのだが、よく考えれば学者。さすが!2023/09/24
fukui42
7
寝る前の本。金田一先生のぶつぶつ独り言、って感じではあるけれど。「リモート(離れていること)なのにオンライン(繋がっている)」「バール“のようなもの“」「卒業することでこれから一人前になる。じゃあ今までの仕事は未熟だったのか?」。身近なことばたちを取り上げて、あーでもないこーでもない。だから日本語は面白い。読みやすいエッセイだったので、金田一先生の本また手にしたい。2023/10/10
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