内容説明
ここは、あけぼの町三丁目。『コウスケの弁当屋』にやって来る人々の、時にあたたかく、時にせつない、お弁当をめぐる物語――
幼稚園に通いはじめたかわいい息子・つかさのため、毎朝せっせとキャラ弁を作る有純。つかさの喜ぶ顔もさることながら、インスタで『いいね』や賞賛のコメントがつくのも嬉しくて、ますます腕を上げていく。一方、同じクラスの遥斗は、ふりかけごはんとウインナー2本という簡素なお弁当が毎日つづいている。母の縁は表情も少なく、ママ友など友人を持つ様子もない。そんな縁に、担任の里香はやきもきしている。里香は、お弁当ひとつで子どもの心は幸せにもなれば、淋しくもなると考えている。なぜなら、自分自身が母親からお弁当を作ってもらった記憶がないからだ。里香の恋人・雄太はその真逆で、大学生になった今も父が手作りのお弁当を持たせている。そんな雄太ら父子も最近のお気に入りは『コウスケの弁当屋』で……
-
- 電子書籍
- わたしは、あなたとわたしの区別がつかない
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】キスは覚えたから「その先…
-
- 電子書籍
- 傷心旅行は奇跡のはじまり 内緒で子ども…
-
- 電子書籍
- Domestic’s ー家庭の事情ー …
-
- 電子書籍
- 勉強上手 好きなことだけが武器になる