内容説明
自身の意思で王宮行きを決めたヘルミーナは、そこで光属性の魔法を遺憾なく発揮する。
すべてはお荷物令嬢から抜け出すため。
騎士団では怪我を負った騎士を治癒し、属性魔法についても学び始める。
しかし、ヘルミーナのお人好しは王室の歴史を揺るがす大事件に――
徐々に魔法をコントロールできるようになってきたヘルミーナは、新たな悩みを抱えつつ遠征に出立する。
場所は思い出の地、水の都カレント――
逆境を乗り越えて人生をやりなおすハッピーエンドファンタジー、第二弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinta
1
無償の愛って悪意のあるものからすれば、無料で使える水みたいなもんよね。奮闘する中でその可能性を指摘され立ち止まろうとするものの、やっぱり彼女の善良な性根が変わるわけでもなく。周囲の王子様たちが頑張らなければいけないところ。それには、やっぱり誰かを頼る表明もしなければならないわけで。政治や権力闘争を前にどこまで踏ん張るか。ミーナの前向きさが次はどう大きく変革するか楽しみ。とりあえず「横流し」はどうなのよ。2024/03/08
