内容説明
シベリアンハスキーの愛犬グレイと家族の5年のいとなみ。迎え入れから看取りまでを、笑いと発見、涙で綴った愛犬本のベストセラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さたん・さたーん・さーたん
3
犬猫に大した興味もない私も、グレイとなると話は別だ。いせひでこは私に空の匂いと風のメロディを教えてくれた人。あの頃受け止めきれなかった命の重さに、この愛蔵版で今ようやく向き合えた。第一部では飼い始めた犬と新たな日常の発見が丁寧な筆致で描かれ、第二部以降は犬を取り巻く不安や緊張感の中で銀の犬が零す雲母のかけらを取り逃すまいと筆を走らせるクロッキーのようだ。2024/04/17
isutabi
0
グレイについての三冊の本が合体したもので一巻目は既読なんで第二巻に相当するところから。 グレイはそこにいるだけで人の心を平和にするらしい。(p.185) グレイをまってるのは私らしい(p.227) 気分はおすわりの日。私もそれでいこう。(p.241) グレイの背中から風が生まれた。(p.245) グレイのあけた穴はそこらじゅうにあって(p.260) グレイは次々にできごとを生み出し、新しいグレイを創作し、まわり中をふりまわして歩いていった。(p.265) それで、よかった。(p.403)2023/06/02
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