内容説明
「1行目がつまらなかったら、読んでもらえないよ」(※著者が実際にライターの師匠に言われた言葉)。結局、文章は「最初」が面白くないと、それ以降は読まれません。 そこで、ビジネス誌や人気Webサイトで執筆する敏腕ライターが、「文章完読トーナメント」を突破するための「人を惹きつける文章の書き方」を解説します。メルマガ、ブログ、note、Facebook、Twitter、HPをはじめ、SNS、記事、広報誌、社内報、就活のES、作文……etc.「人に読ませる文章」を書く機会がある人は必読の1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロクシェ
23
評価【○】ポケモンの「とっておき」という技は威力が高いものの、覚えている他の技をすべて使ってからでないと繰り出すことができない。文章を書く際に「とっておき」を後半、あるいはラストまで取っておこうと考える書き手は多いだろう。出し惜しみしていたらそもそも続きを読んでもらえない。文章における「とっておき」は書き出しに持ってくるべき、というのが本書の要諦だ。「つかみは『文章完読トーナメント』の1回戦」という言葉が特に響いた。本書が定義する「つかみ」は冒頭の約200~300字。読メの感想向きではない点に注意したい。2023/10/16
May
5
★★★☆☆ 文章におけるつかみ(書き出し)の重要性を説いた1冊。技法よりも引用が多い本だけど、こんな風に一気につかみ文を読める機会がないので面白い。私のつかみはダラダラ長いよなとか、でもこの技法は使ったことがあるなとか、自分に当てはめながら読んだ。文章の中で自分が1番売りにしたい部分をつかみに使用するというのは今までの自分の発想にはなかったので今後意識していきたい。1回読んだだけでは頭に入らない部分も多いので文章に行き詰まったときにまた読みたい。2024/03/27
| shiki |
3
タイトル通り、文章の「つかみ」について掘り下げていく良書だった。売れたビジネス書や小説のつかみが引用されている箇所もあり具体的に「つかみ」について知ることができた。 ブログなどといった個人範囲のものから論文などの大掛かりなものまでこの「つかみ」は色々な影響を与えるのだと感じた。 自身のnoteの記事で早速使ってみたいと思う。2024/12/09
ふーびー
3
★★☆☆☆「自分だったら次の行を読みたくなるか?」。当然ながら人が最初に目を向けるのは本の冒頭だ。そこに書かれていることに魅力がなければ続きを読みたいと思わせられない。そういう意味では最初の「つかみ」は「本のタイトル」なんでしょうね。自分もタイトルに惹かれて読んでみたけど、他でも言われていることや例文が多かったかなとういう印象。自分が文章を作るときには、冒頭の「自分が」読みたくなる文を作るのが本質的なんだろうなー( ・ω・)ゞ2023/10/01
てぃうり
2
読むとふむふむと理解したつもりになるが、実際に書いてみるとそういう風にはならないのだ。文才ないけどためになった。2023/08/30