ハヤカワ・ミステリ<br> 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

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ハヤカワ・ミステリ
木曜殺人クラブ 逸れた銃弾

  • 著者名:リチャードオスマン【著】/羽田詩津子【訳】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 早川書房(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 630pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150019938

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内容説明

大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。〈木曜殺人クラブ〉は、事故の裏に何かあると直感し、捜査を始める。一方、メンバーのひとりであるエリザベスは、友人のジョイスを殺されたくなければ元KGB大佐を殺すようにと脅迫され……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

167
シリーズ第1作は本格ミステリ色が強かったが、続編は暴走老人のハチャメチャぶりが顕著となり、3作目に至っては完全にハリウッド映画的コメディとなった。本当に老人ホーム入所者の話かと思えるほど誰もが元気いっぱいで走り回り、悪役もドジで間抜けな憎めないキャラばかりで、ドーヴァーやフロスト警部など英国伝統のユーモアミステリとも異なる痛快ドタバタ喜劇路線まっしぐらだ。シリアスを求める人は投げ出すかもしれないが、娯楽性を好む読者には中毒性を秘めている。枯れることを知らない老人は傍迷惑だが、福祉予算が減るのは間違いない。2023/08/08

まちゃ

96
〈木曜殺人クラブ〉シリーズ第3弾。スーパーシニア探偵4人が目をつけたのは、約10年前の女性キャスターの未解決殺人事件。本作では、元諜報員のエリザベスだけでなく、ジョイス、ロン、イブラヒムも、それぞれのキャラが確立され、活き活きと活躍した印象です。ストーリーも前作以上にエンタメ性が強まっていて、映像化向きの娯楽作品に仕上がっていました。面白かったです。このシリーズ、まだ続きそうです。2024/01/06

ナミのママ

94
シリーズ3作目。わちゃわちゃ感が楽しい1作目、2作目で過去が明らかになり、そして今作はエンタメ系かな。メンバーが取り上げたのは、詐欺事件を調査していたキャスターが車で海に転落した過去の未解決事件。並行して、エリザベスが脅迫され夫とともに拉致される事件も発生。新たな登場人物は個性的、殺人事件が起きても生々しさがない、あちこちでロマンスもあり、楽しいお年寄りたち。このシリーズは嫌味がない。長生きして、これからも楽しませて欲しい。2023/08/25

ヒロ

86
木曜殺人クラブ三作目!相変わらずの安定感、エリザベスとジョイスの掛け合いがホントに面白くて、それを読んでるだけでも楽しめました❗️けれどもやっぱり最後はあっと驚く真相が隠されていてミステリーとしても凄く完成されてるなと感じました‼️ 後は犯罪者側も色々とクセが強いというか、読んでいてなんか憎めない人だなって感じになるんで、そこもまたこの作品にハマる要因なのかなって思います。2023/07/10

がらくたどん

80
夫婦でかなり読書の好みが異なる中、貴重な「家庭内共読シリーズ」の一冊♪クリスティの火曜日の謎解きクラブを連想する看板を掲げて始まったこのシリーズ。シニア連(特に我らがエリザベス)がハイスペック過ぎて老人ホームのクラブ活動の域を超えちゃわない?と危惧していたら、3作目で清々しく振り切れた♪元メンバーの残した未解決事件ファイルから選んだ「課題事件」の推理ごっこは、エリザベスの周囲で蠢くリアルな不穏に絡まりながらあっと言う間に「ごっこ」の埒外へ。迫りくる「老い」の描写と登場する犯罪者連の妙な魅力も楽しいエンタメ2023/08/21

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