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内容説明
マウンテンゴリラの群れはオスの リーダーが導きます。リーダーはとても身体が大きく、しかしとてもやさしいのです。ある年齢に達するとオスの背中の毛は銀色になり「シルバーバック」と呼ばれるようになります。精細なイラストでゴリラの生活を語る絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
149
霊長類好きとしてはたまらない一冊。群れの大きさ、シルバーバック、ナックル歩行など、ゴリラのことを詳しくなれる絵本。安心して暮らせる場所を探すリーダーの凛々しさ。優しくて穏やかな姿が繊細に描かれている。透き通る瞳、盛り上がる筋肉、引き締まった肉体は皆を守るためのものだろう。本気を出したらすごい力持ちなんだ。普段あまり水は飲まないんだ。危険が近づいてきたら特別な匂いで仲間に知らせるんだ。遠くからドラミングが聴こえてくる。天敵が近づいてきたのかもしれないね。格好いいな。彼らの生きる場所はそっとしておいてほしい。2025/01/11
たまきら
32
読み友さんの感想を読んで。美しい表紙が気になって取り寄せたら、ああ!「ほしをさがしに」のしもかわらゆみさんの絵だったんですね!絵も魅力的ですが、わかりやすいシルバーバックの説明も素晴らしく、リーダーのお仕事が強さとやさしさ、どちらも兼ね備えていないと成立しないことがよくわかります。大満足!ゴリラに会いたくなりました。2025/03/23
ブルちゃん
30
表紙のマウンテンゴリラいかつすぎて笑う🤣めちゃくちゃ詳しい説明もあり、勉強にもなる。マウンテンゴリラのリーダーが責任感が強くて、男らしくて、カッコ良すぎー!2024/12/22
鴨ミール
25
しもかわらゆみさんの描く生き物はとても、自然な感じがします。この絵本はアメリカの出版社からの依頼で絵を担当されたそうです。 その後、翻訳されて日本で発売されたのですね。いま、熊の被害が毎日報道されています。人間以外の生き物を怖がる前に、知ることが大切だと思いました。種が違っても、命の尊さはおなじですね。そのことを子どもたちに、つたえていかなければなりません。2025/08/13
ヒラP@ehon.gohon
24
マウンテンゴリラの生態が、きめ細かく描かれています。 絵も彼らに寄り添って描かれていると思います。 何となく微笑ましく鑑賞してきて、最後に彼らが絶滅危惧種であることを告げられました。 密猟であったり、地球温暖化のために彼らの暮らしが脅かされているのです。 意地悪な後だしの問題提起はインパクトがあります。 人間も絶滅危惧種にならないといいなぁと思います。 人間は自分たちで首を絞めあっているのですが。2025/04/11