内容説明
※本書は2015年に新講社より発刊した『大人の思想』を改題し、再構成し文庫化したものです。現代人は知識過多の知的メタボリック症候群。知識が増えすぎると、自分でものごとを考える力を失ってしまう。余計な知識は忘れて考えることがおとなの思考の基本だ。外山滋比古が語る逆転の思考と発想のヒント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
90
外山さんの昔の本の中から、ピックアップして最近の状況も踏まえて出版されたものです。知識を単に増やすのではなく考えることを提唱されています。また年寄りにはありがたいことに忘れてもいいと言っています。さらっと読めるのですが頭にはあんまり残らないのではと感じました。2023/06/30
すしな
41
053-26.外山滋比古の語る「知識のメタボ」という発想が新鮮で、知識は蓄えるだけでは膨れ上がり、思考の妨げになるという指摘に深く納得しました。忘れることや捨てることが、考える力を取り戻すための大切な働きであると気づかされます。また、ライフワークを球根から育てる花にたとえた比喩も印象的でした。若い頃の成功は切り花のように一時的であり、本当の成功は長い時間をかけて根を張り、花を咲かせる営みだという視点は、人生の歩み方を見直すきっかけになりました。2026/06/25
Fondsaule
13
★★★★★ 知的メタボリック症候群か。 なるほど。2023/12/27
大先生
9
一般に博覧強記など知識が多いことは良いことだとされています。しかし、知的メタボはよくない。「異常であり、病気としてもよい。」とまで書かれています。私は完全に知的メタボ。(ついでに言うと、体型もメタボ気味なのでWメタボ。苦笑)知的メタボがよくないのは、自分で考えなくなるから。これは分かりますね。確かに、本に書かれていたことを、さも自分の意見・考えかのように話すと楽ですから。これは孔子の時代から指摘されていることですけど。「學びて思はざれば則ち罔し」ですね。睡眠や運動で「忘れる」ことが大切です。2026/05/25
らんまる
4
思考の整理学から言われ続ける熟成、忘却を軸に語られる。結局何を考えるかどう考えるかと言う思考自体習うものではないと言うことがわかる。知識として覚えるのは考えるでもなく、それを土台として何かを考えるのも自らの考えではない。オリジナルというものは難しい。2024/07/20
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