内容説明
幕府のために奔走する勝海舟と、兄を支えるお順の運命は
尊敬する相手の元に嫁ぎ、家刀自としての役目を果たそうとするお順。しかし、思わぬ悲劇が彼女を襲う。失意に暮れるお順を待ち構えていたのは、大混乱の江戸と、かつて愛した男を彷彿とさせる謎の剣客だった。滅びゆく幕府の運命を一手に担う兄・勝海舟を支えながら、幕末を生き抜いた一人の女性を力強く描いた長編時代小説。(解説・篠綾子)
※この電子書籍は2014年10月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のびすけ
17
お順にいまいち魅力を感じなかったかな。幕末から明治の激動期を生きた女性の物語としては興味深かった。勝麟太郎の政治手腕と女ぐせの悪さが印象的。2026/03/28
植田 和昭
11
幕末から明治初めにかけての、ダメ男との腐れ縁の話。夜這いということばが出てくるが、夜這いをするほどの男だったのだろうか。酒にも女にも仕事にもだらしがない男のほんの一面に魅かれる中年女。よくわからない。見る目がないというか男運が悪いというか、類は類を呼ぶというか。話は、大詰めへと進んでいく。2023/09/25
coldsurgeon
4
勝海舟の妹、佐久間象山の妻と呼ばれる順という女性は、幕末そして明治維新の激動の時代を、自らの意思をできる限り貫いて、生き抜いた。歴史に名を遺した女性というわけではないが、歴史に名を遺した男たちを傍に見ながら、自らの人生を切り開いていったのだ。2026/07/13
Izumon
0
諸田玲子の作風に合わず断念。 上巻含め三流恋愛小説を読まされた気分。 恋愛小説としてはキャラクター描写が淡々としていて感情移入できず、歴史小説としては感情論に寄りすぎている。言い出したら聞かない=わがまま、ではないことをお忘れなく。諸田玲子さんはなんでこんな話を書いたんだろう。実在の人物を描きたいなら、つまらない恋愛話で話を誤魔化さないでもっと硬派なストーリーにして欲しい。バカにされたような印象を受ける。残念。2023/12/27
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