ショッピングモールの社会史

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ショッピングモールの社会史

  • 著者名:斉藤徹【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 彩流社(2023/06発売)
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  • ISBN:9784779170867

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内容説明

人や物の集まる「場」であり、今や巨大化・エンターテインメント化するショッピングモール/センター。その歴史と建築様式の変遷を、成り立ちから現在までひもとく、初の通史。

現代の高度消費社会において最も効率的に人々の消費欲望を喚起させ、充足させる装置、それが「ショッピングモール/センター」。アメリカで飛躍的に発展し、建築様式、立地、業態、コンセプトとさまざまな変化・進化を遂げたモールのこれまでと今を、モータリゼーションなどの時代背景との関わりや、革新をもたらした商業施設デザイナー・ジョン・ジャーディや「モールの神様」ビクター・グルーエンら立役者の存在にもスポットを当てて通覧。図版多数収録。

【目次】
はじめに
第一章 ショッピングセンターの萌芽
 第一節 ショッピングセンター前史
 第二節 米国におけるショッピングセンターの萌芽
 第三節 米国における初期の郊外ショッピングセンター
第二章 商業施設の郊外拡張とショッピングセンター
 第一節 自動車の普及と住宅の郊外化
 第二節 ニューヨーク万博に見るフロンティアとしての郊外
 第三節 商業施設の郊外移動
 第四節 百貨店のモータリゼーション対応
 第五節 リージョナル・ショッピングセンターの誕生
第三章 モールの神様ビクター・グルーエン
 第一節 ショッピングセンターの父
 第二節 大戦後時代へ向けて
 第三節 未来都市としてのショッピングセンター
第四章 七〇年代以降のショッピングセンター
 第一節 多様化するショッピングセンターの姿
 第二節 都市再生のための装置
第五章 日本のショッピングセンター史
 第一節 明治~昭和初期時代の商業施設開発
 第二節 昭和初期の商業集積開発 ──地下街と民衆駅
 第三節 戦後の地下街開発
 第四節 ショッピングセンター概念の導入
 第五節 日本最初のショッピングセンター
 第六節 本格的リージョナル・ショッピングセンター
 第七節 共存共栄型ショッピングセンターの開発
 第八節 ファッションビルの登場
 第九節 街づくりとショッピングセンター
第六章 ショッピングモール時代の終わりとはじまり
 第一節 九〇年代以降のショッピングセンターの動き
 第二節 ショッピングモール時代の終焉
 第三節 日本におけるショッピングモールの可能性
あとがき

主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

9
海外と国内が半分ずつくらい。国内の事例としてはラフォーレ原宿、109、PARCO、つかしん、ららぽーと、ダイエー香里園などが紹介されていました。2017/08/08

さまい

6
ショッピングモールについて知りたくなったので読んでみたが面白かった。ショッピングモールと言えば資本主義の象徴といっても過言ではないと思えるが、ショッピングモールの父と呼ばれるグルーエンが社会主義者だったのは興味深い。東浩紀の本でもショッピングモールは内側こそ表であり、外側は何の特徴もないと書かれていたが、この特徴は世界共通のようで外側よりも内部空間に投資する方が業績向上に効果があるため。2021/04/19

owlsoul

3
ショッピングモールを中心とした消費空間の社会史。人々の消費活動は交通・流通のあり方と密接につながっており、それらが時代に即した消費空間のあり方を決定していく。アメリカでは自動車の普及によりショッピングモールが郊外に拡がっていったが、鉄道をメインとしていた日本では駅周辺に地下街や駅ビルといった消費空間が発達していった。アメリカではショッピングモールにおいて人工的で理想的な街づくりが試されていたのに対し、日本ではそれが駅の地下街で行われていた。消費空間=ユートピアという着想は、人類共通のビジョンなのだろうか。2021/11/20

ともーか

1
2018年に読んだ本

椎名千歳

1
ショッピングモールの歴史についての本。身近にあるショッピングモールの歴史について、海外と日本を比べながら書かれているのが興味深かった。海外と日本との差やそれぞれの発展の歴史など意外と知らないことも多く、新たな発見がある面白い一冊だった。2017/05/26

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