「エリックサウス」稲田俊輔のおいしい理由。インドカレーのきほん、完全レシピ

著者名：稲田俊輔

世界文化社（雑誌／書籍）（2023/07発売）

• ISBN：9784418233076

内容説明

「エリックサウス」稲田俊輔が本気で教える“インドカレーの教科書”。南インド料理専門店「エリックサウス」の稲田俊輔総料理長が、インドカレーに必要な技術の基礎をトコトン教える“インドカレーの教科書”。作り方のプロセス写真を多用し、まるで動画のようにわかりやすくご紹介します。チキンカレーやバターチキンなどおなじみのカレーから、インド各地のカレー、菜食カレー、そして従来のレシピ本にほぼ載っていない“プロだけが知るベース”を使う「レストランならではのカレー」。さらにバスマティライスやナン、ビリヤニ、肉料理や野菜料理、デザートまで、インド料理の献立が楽しくなる54品です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[アキ]

著者の経営する「エリックサウス」で南インドカレーの深い味を体験して、本書でその味の理由を知った。インドには単に「カレー」という料理はなく、インドにあるのは多種多様なスパイス料理であるということが納得できました。インドカレーのスパイスには基本の４種類(コリアンダー、クミン、カイエンヌペッパー、ターメリック)があり、個性の４種類(カルダモン、クローブ、ブラックペッパー、シナモン)を加えて素材毎に使い分ける。ビリヤニは肉と米をスパイスと共に炊き上げたパエリアに近い料理。本書を読むとお店で味を確かめたくなります。

2024/11/02

[たまきら]

何冊読んでも新しい発見をもらえるのが、稲田さんの本。本格的なカレー料理のレシピでもわかりやすく、脳内に味や香りが立ち上ってきます。再現率が非常に高いのも彼のレシピ本のすごいところ。…とはいえ、正直カレーに恵まれたエリアに住んでいるので自分で作ることはないんですが（徒歩10分圏内に名店スパイスカフェ、人気が出てきたサハスラーラなどがある）、作らないからって知っておいて損がない！そういう本なんです。今回は巻末に「もっとも理にかなったカレーの食べ方」があり、説明がとっても愉快でした。

2025/02/22

[えび]

職場の呼吸器内科の先生がこの本とお店を推してたので、借りてみた。まず、エリックサウスってお店に行ってみたいと思った。とても細かく書いてあるので、全く同じ要領でやらないと気がすまない人なら上手く出来ると思う。雑な自分はめんどくせーが本音。お店に行ってスパイスを感じてから、再読してみたい。

2025/10/29

[阿慈谷あじ]

エリックサウスのカレーが好きな方、「オニオングレイヴィ」の作り方が知りたい方であれば、一読の価値ありだと思います。 手始めに、「クイックバターチキンカレー」と「ターメリックライス」に挑戦しましたが、お店のような本格的なバターチキンカレーを簡単に作る事ができました。 カレー初心者ですが、この本があれば本格的なインドカレーを作る事ができそうです。 次は難しいレシピにも挑戦しようと思います。 インドカレーのきほん、マスターするぞー🍛('◇')ゞ

2023/12/31

[たくさん]

こういう文化の違う料理の本の最初の基本の解説を読むのが楽しい。この本ではコリアンダークミンカイエンヌターメリックの四種類をベースに強いスパイスを足しガラムマサラで代用。という知識がえれた。スパイスを油で香りを抽出し足していくという過程で煮るというよりも炒めるに近いみたいな解説も面白い。どれもこれもおいしそう。さすがに南インド料理を自分で作るのはハードルが高いけど、どういう文化か知るのはいいな。サラダやデザートもおいしそうだね。

2024/01/05