内容説明
勝海舟、板垣退助、高橋泥舟、渋沢栄一など、歴史の大転換期だった幕末から明治にかけて大きな活躍をした偉人たちにも、第一線から退く時期はやってきた。その時、彼らはどう行動したのか。
勝海舟は52歳で政界を引退、西郷隆盛や最後の将軍・慶喜の名誉回復、旧幕臣の経済支援につとめた。幕末に勝と並んで活躍した高橋泥舟は、栄達を捨てる道を選び、日本騎兵の父・秋山好古は第二の人生で教職を選んだ。
引退、隠居から意外な分野への転身、生涯現役を目指した生き方など、その選択肢は多彩。ユニークな生き方をした偉人たちの晩年の姿は、私たちの定年後を充実させる参考になるはずだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
座敷童
12
教科書などでよく目にした人々の本当の姿の一部が見られ、とても面白かった。教科書だけでは絶対に知れない姿だった。こういう偉人の人臭さが面白いんだけどな。 それにしても、渋沢栄一氏は本当に凄い人だったんだと改めて感じさせられた。2023/10/03
バーバラ
9
幕末維新の激動を生き抜いた人が明治の世をどう生きたかという人物列伝。政府の役人になった人が多く登場する中で在野を貫いた高橋泥舟や老後を貧困層の救済など社会をよくすることに尽力した人達の姿には胸が熱くなった。老いても政府への影響力を手離そうとしなかった山縣有朋には裏金問題で黒幕と目されるあの人を連想したと言ったら山縣に失礼か。福地源一郎はジャーナリストという印象だったが様々なことに手を出し才はあれどどれも中途半端で何一つ成せずという評価に親近感が湧く。河合先生のこのシリーズ大好き。また別のテーマで読みたい。2024/04/02
スプリント
7
偉業を成し遂げたあと、物語のようにその後、幸せに暮らしましたとさ。とならないところが現実は面白い。 様々な生き様を知ることができた。2023/10/08
Humbaba
4
どのような人であれ、生きている以上は年をとる。そして、年を取ればそれまでと同じようには働けなくなる日が訪れる。第一線で働いて成果を上げていた人でも、必ずしもそれがやりたかったとは限らない。人生の中で様々な選択があり、結果としてその道を選んだということもある。そのため、新しい環境になっても楽しく自分のやりたかったことをやるという選択肢を選べる人もいる。2023/10/24




