内容説明
民法とその周辺の重要論点について筆者の鋭い洞察と優れた着想を示す珠玉の小論文集。高水準の難問を、時にユーモアを効かせ、時に洒落を交じえて、エスプリを一杯に満して興味深く説き明かす法学の“名随筆集”。
目次
総論（日本人の法意識；裁判官と法律；判例研究雑感；温故知新；モンテネグロ財産法）
総則編（意思能力・行為能力・権利能力；法人の不法行為責任；意思表示の構造）
物権編（一物一権主義について；特別法上の物権；登記請求権小考；共有持分への用益権の登記；占有権と相続；責任転質について）
債権編（「引渡を為す時」と「引渡を為すべき時」；制限種類債務について；「自然債務論」事始；債務不履行責任の構造；契約の第三者に対する効力；安全配慮義務違反と消滅時効；履行補助者の過失；賠償額の算定時期について ほか）
民事訴訟編（主張責任と立証責任；続・主張責任と立証責任；続々・主張責任と立証責任）
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