内容説明
全国30万姓から解明する苗字のルーツと歴史地理!――四月一日(わたぬき)、六月一日(うりわり)、三五月(もちづき)、十二月田(しわすだ)、三方一所(くつわだ)などの難読姓や、畭尾(はりお)などの難字姓の謎解きから日本の古代史を垣間みる。
●飲酒盃さん、飯酒盃さん ●一口さん、二口さん ●左右口さん、右左口さ ●瓜破さん、六月一日さん●颪さん、嵩さん
●鳴矢木さん、蕪木さん ●一尺八寸さん、三方一所さん ●目さん、耳さん、属さん ●十二月田さん、元日田さん
――あなたはいくつ読めますか、出身地がわかりますか。
●姓という姓もあり、苗字という苗字もある。
姓は、昔はカバネともいい、その家のランクを示したこともあるが、いまは苗字のこと。その苗字はもと苗氏といい、祖先のルーツを示す古い言葉。中世は名字ともいって、名田(みょうでん)を支配して威張っていた人の家名。その大きいものを大名(だいみょう)といった。名田もミョウデンなどとしゃれていったが、名のついた田だから、ナダでいい。このほうが、ほんとうの日本語だ。言い換えると「やまと言葉」。
苗字はだいたいこの「やまと言葉」でできている。訓で読んでいるのがそれだ。法務省は苗字を氏とよび、旧文部省やマスコミは名字の表記を使っているが、歴史的にみると苗字のほうが正しい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
phmchb
6
難読・珍読の苗字を緩く紹介する書。2016/08/03
北山央晃
4
珍しい姓にはどんなものがあるか知りたかったのだが、こんなものがと思うのがありました。地名や出辞に由来するのであろうが、苗字と地域の歴史とは密接な繋がりがあることが多いんですね。漢字には当て字もあり、やまと言葉で考えると苗字の由来がわかりやすいこともあると言うのもはじめて知りました。2018/01/12
dellasera
0
苗字に興味があるので読んだのだが、読みづらかった。対話文で構成されているのだが、全ての章で登場人物が同じなのか違うのかもよく分からないし、文章をはしょりすぎたり、修飾語がどの言葉を飾っているのか分かりづらい部分も散見された。内容はそこそこだった。2011/05/15
U-G.Kintoki
0
内容はともかく構成が良くない。会話調である意味がまるでないように思われる。2011/05/08
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