内容説明
人類史上初!人口減時代迫る
忍び寄る停滞とデフレ、不安定な年金制度、移民なき時代の到来・・・
危機にあらがう各国の戦略とは?
・「豊かになる前に進む高齢化」苦しむ中進国
・新たな時代の「移民政策」に揺れる 欧州の懊悩
・「おひとりさま」が標準に 孤独との共生
・「縮む中国」 衰退が招く安全保障上の危機
・出生率を上昇させたドイツの「両親手当」
・「多様さ」認め、寛容な社会目指すデンマーク
・人口より「生産性優先」のシンガポール
これまで人口増を頼りに成長を続けてきた世界。
いまも進みつつある人口の減少は、社会に大きなひずみをもたらした。
一方で、独自の視点から問題に立ち向かう政策が功を奏した国も――
日本の進むべき道はどこにあるのか。
いまある危機を直視し、未来を共に考える日経新聞一面連載を加筆のうえ書籍化。
1章 成長神話の先に
2章 新常識の足音
3章 衰退が招く危機
4章 下り坂にあらがう
5章 わたしの選択
6章 逆転の発想
目次
1章 成長神話の先に
人類史初の人口減時代が迫る
労働輸出国の若者が減り始めた
「出生率1.5」の落とし穴
豊かになる前に進む高齢化
人口減で国力の方程式が一変
停滞とデフレ、「日本病」恐れる世界
「生産性」が国の未来を決める
2章 新常識の足音
「移民なき時代」へ人材争奪戦
公的年金に限界、共助から自助へ
AIとヒトが共生 脅威論を越えて
「おひとりさま」が家族の標準に
財政政策は成長促してこそ
3章 衰退が招く危機
国家存亡、侵攻の野心に火
縮む中国、強権も及ばない
4章 下り坂にあらがう
スウェーデン、人口復活の秘密
カナダ、コロナ下でも移民40万人
韓国、出生率0.81の袋小路
シンガポール、人口より生産性優先
5章 わたしの選択
「まず結婚」が招く少子化
出産で収入6割減「母の罰」
増える「一時滞在型」移民
企業の育児支援が出生率を左右
6章 逆転の発想
人口首位インドを待つ「成長のわな」
ロボット密度を倍増 経済維持へ
出生率3.0のイスラエル、生殖医療の推進力
複数国籍が高度人材獲得の選択肢に
「子どもは負担」覆す日本へ
感想・レビュー
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