角川書店単行本<br> 脈動

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角川書店単行本
脈動

  • 著者名:今野敏【著者】
  • 価格 ¥2,035(本体¥1,850)
  • KADOKAWA(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041123287

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内容説明

不祥事によって崩壊寸前の警察。巡査部長・富野は“亡者祓い”を招集する。

「警視庁本部が患っているということですか?」
警察官による暴力や淫らな行為――警視庁内で非違行為が相次ぐ。常時ではあり得ない不祥事の原因とは? 事態の悪化をおそれた警視庁生活安全部少年事件課の巡査部長・富野輝彦は旧知のお祓い師・鬼龍光一を呼び出す。その結果、警視庁を守る結界が破られており、このままでは警察組織は崩壊するという。一方、富野は小松川署で傷害事件を起こした少年の送検に立ち合い、半グレ集団による少女売春の情報をつかむ。一見無関係なふたつの出来事は、やがて奇妙に絡み合う……。

警察小説と伝奇ミステリが融合した、圧巻のエンターテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

222
警察小説×都市伝説。警視庁の結界破りの危機との戦い。守護する三種の神器や方位が出てきて、信じるか信じないかは貴方次第ですなお話ではある。でも、安倍晴明の子孫が福井に作った宗教法人天社土御門神道本庁や、警視庁本部庁舎見学ツアーで見られる初代大警視川路利良の愛刀なんかはリアルです。この虚と実のバランスが興味深いんですよね。2023/12/05

starbro

211
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。久々の「鬼龍光一」シリーズ、最後に女子高生対決で決着がつくとは思いませんでした(笑) 警察庁(さっちょう)≒薩長だったとは(笑) https://kadobun.jp/feature/interview/entry-67640.html2023/07/21

いつでも母さん

153
久しぶりの亡者祓いシリーズ最新刊(今野作家、これもあったのよね~)鬼龍に孝景、富野や亜紀にまた会えた。今回は警視庁の結界が破られたですと~!そこで陰陽師・萩原宗家のお出ましだ(なんと、トミ氏の自覚無い富野の方が格上だとは・・)このシリーズは深く考えないで成り行きを楽しむシリーズだと思ってる私。富野は未だ覚醒せずではあるけれど(笑)2023/07/17

ででんでん

69
今野さんの作品をほとんど読んだことがなく…。母が読んでいたものが、なんかおもしろそうだったので借りてみた。これはシリーズものなのか〜ほかの多数の作品とはテイストが異なっているのか…。私にはおもしろく読めたので、また機会があればシリーズの最初の作品も読んでみたい。2023/08/09

ノンケ女医長

59
こういう読み物は初めて。著者の名前と、警視庁の表紙で「警察小説の新作だ」と喜んで買ったが…。確かに舞台は警視庁の庁内。ある事件をきっかけに、次々と非違事案が発生する。今野敏の警察小説ファンであれば、絶対に看過できない庁内の非違行為(特に男女問題)。でも上層部はあまり深刻に捉えていないので、モヤモヤした。結界が破られたという推理に基づき、警視庁職員ではない登場人物たちが庁内を探索する様子は違和感があった。男性が熱に浮かされたようにフラフラと吸い寄せられていく妖艶な邪気は、あるのかもしれない。2023/07/17

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