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内容説明
「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」の鳥山明、「電影少女」の桂正和、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の稲田浩司(作画)。「少年ジャンプ」看板作家誕生の陰に編集者・鳥嶋和彦の慧眼と手腕があった! 「Dr.スランプ」登場のDr.マシリトのモデルとしても知られる氏は、漫画とゲーム・アニメのメディアミックスを推進すると共に、6代目編集長として「少年ジャンプ」を牽引。国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」の制作時、鳥山明をキャラクターデザインに提案し、大ヒットの一翼を担った。現場編集を退いた現在も、漫画業界で活躍を続けている。「Dr.マシリト 最強漫画術」はそんな鳥嶋和彦がみずからの漫画家養成技術、即ち「鳥嶋メソッド」をまとめ、「本気」の漫画家志望者に贈る革新的な新刊である! 実践的なヒット作の作り方から漫画業界の仕組み、「ドラゴンボール」など傑作の誕生秘話まで網羅したこの一冊で、君も「少年ジャンプ」デビューを飾れ!! 表紙は鳥山明描きおろし、鳥山明、桂正和、稲田浩司との対談も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
36
最初の提言で「読みやすさが重要だ」と言い切る割に、強調する赤文字がやたらに多く読みにくいので笑ってしまう。漫画じゃないから読みにくくてもいいのかい?文字部分は読みにくさのあまり流してしまったが、鳥山明、桂正和作品やダイ大、バクマンが例としてたくさん挙げられてて、その絵を見られたのが良いです。アクションの解説でDBのバトルシーンを見せてくれますが、ホントすごいよね。ゾクゾクしちゃう。2023/10/09
akihiko810/アカウント移行中
25
Dr.マシリトのモデルとなった、元少年ジャンプ編集長・鳥嶋和彦による、ジャンプ流「マンガの構成・マンガ家のなり方・マンガビジネス」講座。印象度A- やっぱり少年マンガは魅力的な「キャラクターありき」なのを徹底している。面白い「少年マンガ」ってどんなつくりなの?ということが総合的にわかる。かつて鳥嶋が担当した鳥山明(ドラゴンボール)、桂正和(電影少女)、稲田浩司(ダイの大冒険)との対談は必読の面白さ。鳥嶋の編集者時代のスタンスがよくわかった2024/02/26
緋莢
21
タイトルにも入っているDr.マシリトは、鳥山明『Dr.スランプ』に登場するキャラクターで当時の鳥山明の担当編集者・鳥嶋和彦がモデル。この本は、その鳥嶋和彦(後に白泉社の社長、会長にまでなってしまう)が、〝鳥嶋メソッド”を紹介した本(長編漫画で、連載形式の少年漫画という条件はありますが)この本の強みは何といっても、主に『DRAGON BALL』、『ダイの大冒険』、『電影少女』等の場面を掲載して説明に使えるところでしょう。これによって、非常に分かりやすくなっています(続く 2023/11/08
hnzwd
18
漫画編集者・鳥嶋和彦の語る漫画術本。キャラクター、ストーリーやコマ割り、ジャンプシステムと言われる読者アンケートの内幕まで語られていて面白い。とは言え、鳥嶋さんのこの辺の論は色んな所で語られてるから、完全に新しいものは少なめか。まとめて読めるのは価値。鳥山明、桂正和、稲田浩司との対談も。2024/04/15
えすてい
17
マシリトだから、ジャンプ基準で書かれているのは想定の範囲内だ。あくまでもジャンプで描きたい漫画家志望者には、突き刺さるのは間違いない。だが、日本にはジャンプ以外の漫画雑誌で描いている漫画家の方が圧倒的に多く、その中には月刊誌もあるし新聞4コマもある。4コマはジャンプの管轄外だ。4コマで描く人には丸飲みしかねるところもあるだろう。ただ、初持ち込みや投稿・締切厳守はどこであろうと変わらない。漫画のビジネスや将来性に関しては、マシリトはジャンプの枠を超えた危機感を抱いているのは感じられた。日本の漫画はどう転ぶ?2023/10/05