内容説明
先輩社員の中濱さんに助けられながら、生真面目な新入社員の草壁君が作る、サンマの『さ』巻き、鮭のおにぎらず、ホッケのカレームニエル、旬のブリ……函館の食材をちりばめた「お弁当」×「恋愛」×「お仕事」ストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
88
TLを読みすぎていたせいか、先輩がちょっとあざとい人に見えてしまいました(笑)そんなことはなくて、とてもいい人なんですけどね。彼のご両親の描写が少し不思議な感じがずっとしていたけど、最後にこの家族の関係がわかってびっくり!すごくよく描かれていたんだなって思いました。イチイさんの正体は想像どおり(笑)2023/07/11
ぶんこ
46
水産加工会社の社員草壁君。両親が転勤で東京へ。1人になった家を維持しつつ、新人として頑張る日々。硬いくらいの真面目人間は、開発課の4人で食べるランチが皆お弁当なので、先輩の中濱さんにお弁当作りのアカウントを教えてもらい、夕食とお弁当を作りはじめます。缶詰の魚は美味しくないと思っていましたが、鮭の水煮缶を使った炊き込みご飯が美味しそう。缶詰ではないですが、大山名物のお団子にも興味津々。函館には行ったことがないので、行きたい、食べたい。誠実そのもののウブな草壁君と笑い上戸の中濱さんがお似合いで、先が楽しみ。2024/01/11
よっち
31
函館の食品加工会社に就職した新社会人の草壁。しかし観光客で職場近くの飲食店が使えず、先輩・中濱の勧めでお弁当を作り始める物語。ご当地グルメの開発に大忙しの日々を送る中で、中濱が参考にしているというSNSも見ながら、お弁当を作り始める草壁。内緒のアカウントのレシピを話題に、作ったお弁当で昼休みをともにする中で草壁が抱いたある疑問。サンマの『さ』巻き、鮭のおにぎらず、ホッケのカレームニエル、旬のブリといった函館の食材をちりばめたエピソードには播上夫妻も登場して、恋も仕事も一生懸命の草壁がなかなか良かったです。2023/08/03
クキモン
21
シリーズ第三弾。函館が舞台ということで、北海道の名産が盛沢山。北海道では鰤に馴染みがないことを初めて知りました。主人公の会社の人間関係が良すぎて羨ましい。2023/10/15
小梅さん。
18
タイトルの「函館」に惹かれて。 懐かしい。地名や風景が浮かぶと、読んでいて楽しさが増す。 描かれる料理もおいしそう。 1人暮らしで料理に目覚める草壁くんが好もしい。 料理屋はたかみにも、行ってみたい。 巻末の、既刊に登場の幡上くんって、同一人物なのか? 気になるー。読むしかないかw2023/09/18