内容説明
ハロウィンパーティーの翌日。雪菜に続いて瑠衣もが恵太に告白したことで、同じくリュグのモデルメンバーである澪や絢花の気持ちにも変化が生じていた。澪は改めて恵太の優しさに触れてドキドキしたり、絢花は幼馴染の関係から一歩踏み出そうとしてみたり……それぞれが自分の心と向き合っていく。そんな中、リュグの創設者である恵太の父親が突然帰国し、「一ヶ月後までに俺を満足させる下着を作れなければ、リュグは取り潰す」と一方的に宣言。ランジェリーデザイナーとしての恵太に最大の試練が訪れる! 恵太が大切にするブランドの運命、そして盛り上がる恋の行方は――?【電子限定!書き下ろし特典つき】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
10
雪菜に続き瑠衣まで告白し澪の心が揺れる中、帰国した父親から試練が告げられる最終巻。―――想いと愛、過去から来たそれをぶつけて、今選べ。 ちょっぴりシリアス、固く凍り付いた父親の心をひょんな事から見つけた母親の愛を武器に突き崩す中、少女達の思いを受け恵太が答えを出す巻であり、最後にきちんと答えを選ぶ、万感の思いが溢れる巻である。きちんと選び、答えを出して結ばれて。その先に待っているのは幸せな日々。これからも彼は下着づくりに邁進していくのだろう。大切な人と、仲間と一緒に。 うん、とても面白かった。2023/07/01
mag
5
今巻は最終巻。 ランジェリーブランド『RYUGU・JEWEL』存続の危機に対峙するお話でした。 どうしてもリュグを潰したくない恵太と、リュグを解体したい父・太一との対決。 そんな家族喧嘩のような果てにある結末は胸が温まるものがありました。 そしてなんと言っても表紙の澪。 クールな子が自身の気持ちを認識して少しづつデレていく姿が可愛すぎる。 今巻はそんな澪含めた4人のヒロインたちが繰り広げるヒロインレースの結末も必見です。 これまでの『らんがる』が詰まりに詰まった素敵な最終巻でした! 2023/09/05
まいなな
5
らんがる5巻でした! ……澪可愛い! とにかく、各ヒロインの可愛さももちろんとんでもないものがあるんだけど、今までクールだった女の子がだんだんとほぐれていく過程にニヤニヤが止まらなかったぜよ。思ったよりリュグ存続の話がシリアスにならなかったのもあって澪の可愛さがめちゃくちゃ目立った。短髪澪も良い…… 最初から確かに澪は可愛かった。だがこんなに素直にデレ出すと推しの子がさらに推しの子になってしまう。この作中の中では澪が一番近くに寄り添っていたわけで、それの結果が結末に現れているよね。……澪可愛すぎるってば。2023/07/24
ARI
5
最終巻、といきなり言われてびっくりしていたらんがる5巻。まだラブコメもようやく始まったばかりでここからだと思っていたくらいなので、この5巻でちゃんと区切り付けたのはすごいなと思うのと同時に、やはりどうしても消化不良感が……。特に絢花の心情の部分もう少しちゃんと出し切ってほしかったかな。 ただ、澪が恋心を自覚したりしていく一連の流れはちゃんと決まっていたことなんだろうなと思うくらいに要点を抑えていて、ランジェリーで繋がったヒロインという本作の良さも出しながら見せていて非常に満足のいくものでした。2023/06/25
のと
3
完結おめでとうございます!駆け足ながらもラブコメ、そしてリュグの話もいい感じにまとまってよかったです。非常に満足でした。2023/07/10