するりベント酒

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するりベント酒

  • 著者名:久住昌之
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • カンゼン(2023/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862556851

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内容説明

やってやろう。ぬけぬけと。するっと

〈ベント(弁当)〉×〈酒〉!

『孤独のグルメ』原作者が拓いた抜け道的“ひとりめし時間”

キャベツ畑で味わう、俺の大発明!
凄すぎる玉子サンドを食べて考えた
一番好きなおにぎりで、酒を飲む
おやついなりに想う実家のおいなりさん…etc

2021年春~2023年春
不自由な時代、不自由な世界で書き続けた日記的食エッセイ


もくじ

二〇二一年 春(四・五月)
午前中から、オレは、自由だ / 目刺し弁当はまさに「武士弁」! / 短い乗車 / 時間を彩るアジ寿司と地酒 / わびしい雰囲気を吹っ飛ばす唐揚げ弁当 / キャベツ畑で味わう、俺の大発明!

二〇二一年 夏(六・七・八月)
痛そうな焼き鯖めんたい弁当 / 空弁で食べるヨシカミのカツサンド、さすが! / 凄すぎる卵サンドを食べて考えた / カレーおにぎり〝逆転の発想?の妙味 / 失意のどん底ベント酒で初心に帰る

二〇二一年 秋(九・十・十一月)
立ってよし寝てよしの総合格闘技の王者弁当 / 立ち食いうどんのテイクアウトに驚く / 一番好きなおにぎりで、酒を飲む / 国産ラム酒に合わせる弁当は…… / 名物三昧を目で味わう佐賀の夜

二〇二一 ~ 二〇二二年 冬(十二・一・二月)
「おべんとう冬」、崎陽軒はどう来たか? / ワインが進む進む「逃げ場がない」弁当 / 柿の葉寿司を心置きなく、むき散らす! / ウマイ赤飯で、ウマイ酒を飲む目出度さ / 金メダル級ビリヤニセットに大感動!

二〇二二年 春(三・四・五月)
下仁田葱入り玉子サンドの懐かしさ / 酒飲みになって好きになった光り物 / おいしいひっぱりだこ飯の器の使いみち / たいめいけん横綱相撲のチキンライス弁! / 修善寺駅のアジ寿司弁当に感動

二〇二二年 夏(六・七・八月)
名古屋のうまいものはあまかった / 新潟の弁当は期待以上においしかった! / チミチュリ、知らなかったけど夏にいい! / 道中弁当の味付け玉子に感銘を受ける / ビールが進みすぎるヘルシー懐石弁当

二〇二二年 秋(九・十・十一月)
想像を超える味に思わず一気食い! / たった二種の台湾弁当、おそるべし! / 北陸新幹線で秋の運動会的ベント酒 / 自己納得グルメがおにぎりになっていた! / 百年パン屋の絶品パンでベント酒

二〇二二 ~ 二〇二三年 冬(十二・一・二月)
おやついなりに想う実家のおいなりさん / 人気の催事で輸送駅弁をジャケ買い / 愛されて五十年超のカップヌードル弁当 / 佐賀のとっておき肉まんじゅうでベント酒 / 青空すき焼きベント酒で至高のひととき

二〇二三年 春(三・四月)
シャケ弁のイメージがガラリと変わった! / 東京駅構内で発見したスマートおいなりさん / 昔懐かしい牛めしに今の牛丼を考えさせられた / 久しぶりのガパオライス弁当にハマる予感 / 昼打ち合わせからのサイコーベント酒 / 不思議メニューの並ぶおにぎり屋にて

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

53
安定の久住氏。各地の弁当をアテにほろ酔い気分で一気に世読了。弁当は立派で豪華で気軽な当てになりうる。なりうるんだ。以下メモ。焼きそばパンと発酵レモンサワー。そうだ、自分のうまいはきっとこんな味から始まっている。マスタードが効いたカツサンドはビールのアテに最適。この島のタコ飯が美味しいのは、カニを食っているからです。台湾の弁当の飾らない旨さ、結局一番うまいのはこういうこと、を示された感。最高のシチュエーションで最強の弁当を嗜好の生ビールと共に食べている俺、大勝利。2024/05/26

おかむら

27
久住さんの夕刊フジ連載の食エッセイ。夕刊フジってまだあるんだー。公園で家で車内で弁当買って酒を飲む。コロナ禍ならではの企画。2年前は時短営業やアルコールの提供禁止だったりしたのに、もうなんだかずいぶん昔の出来事のような気がするよ。焼きそばパンとレモンサワー缶っていいわあ!あと東京駅の浅草今半の豪華すき焼き弁当(2千円!)は死ぬまでに一度は食べたい。冷えてても美味いおかずって味が濃いから酒に合うのよねー。2023/11/15

きあら

21
夕刊フジど連載している、弁当で酒を飲むをコンセプトにしたエッセイ。時にはスーパーで買ってきた弁当だったり、はたまた単にカップラーメンだったりもするけど、弁当をこうやって食べるのも楽しい。これを読んでいると、世にも奇妙な物語の「夜汽車の男」(大杉漣)を思い出す。2023/07/23

緋莢

13
図書館本。「夕刊フジ」に週一で連載中。2021年4月から2023年4月掲載分から編集者が厳選した回、46回分を本にしたもの。なので、本文中に、<先週のこの連載で食べた>(注・この単行本には未収録)なんていうのがあったりします。弁当とお酒を楽しむ様が書かれており、列車内は勿論、旅先でのホテル、時には家の近所でなんてことも。弁当も駅弁、ほか弁、コンビニ弁当など様々。三島駅前の弁当屋「桃中軒」の港あじ鮨、羽田空港限定の「ヨシカミ」のカツサンド(続く2024/05/08

tetsubun1000mg

13
「孤独のグルメ」で最後に登場する久住さんが気になったメニューや理屈をこねてビールを注文するコーナーも好きだ。 夕刊フジというサラリーマンをを対象とした新聞にはピッタリの連載ではないだろうか。 コロナ禍からスタートした企画のようで、旅先や移動中、仕事先などで美味しそうな、気になる弁当を見つけて合いそうな酒を一緒に楽しむという企画。 まさに孤独のグルメなのではないだろうか。 文中のイラストだけでなく表紙裏のカラー写真が良い! お気に入りはたいめいけん「チキンライス弁当」と修善寺の「アジ寿司弁当」が好きだなあ。2023/08/13

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