内容説明
ヴァンパイアハンターの起こした非日常の騒動も終え、どこにでもいるギャルの琉花は来る夏休みへの期待に胸を膨らませていた。
海に遊園地に花火はマスト。銀華と過ごす夏の計画を立てていると、二人の前に黒装束の少女が現れる。
「狩人同盟にご帰還いただきます」
少女・スエラは、戒律違反を行った銀華に一ヶ月間の監視につくことを告げる。
同盟の監視を受け入れ、刺激しないように夏の間は遊びには出かけないと言う銀華だったが――
「よーし、海に行くぜヤローども!」
銀華とスエラの仲を取り持つため、琉花は二人を海に連れ出していく!?
光のギャルと闇の狩人が織り成す、デコボコ学園(非)日常コメディ!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
ヴァンパイアハンターの起こした非日常の騒動も終え、来る夏休みへの期待に胸を膨らませるギャルの琉花。銀華と過ごす夏の計画を立てている二人の前に黒装束の少女スエラが現れる第二弾。銀華の狩人同盟帰還を要請し、戒律違反を行った彼女に一ヶ月間の監視がつくことを告げたスエラ。どこか噛み合わない銀華とスエラの仲を取り持つため、二人を海に連れ出していく琉花。相変わらず謎のパワーでぐいぐい引っ張っていく琉花のムードメーカーっぷりは今回も健在でしたが、悩める銀華も前に一歩踏み出せましたし、みんな彼女に感化されてますね(苦笑)2023/06/14
まっさん
16
★★★ 面白かったです。 物語は来たる夏休みへの期待を胸にし、銀華を含めた友達との夏の計画を立てる琉花。そんな彼女たちの前に現れたのは過去に銀華に命を救って貰った少女・スエラ。彼女は銀華に狩人同盟への帰還を要請して…というお話でした。 前巻と比べるとファンタジー要素が減り、その分琉花と銀華を含めた女友達との百合要素が増えていました。ストーリーの山場に関しても前巻程緊迫したものではなく、キャラクター同士の絆に焦点を当てた話であった為にストレスなく読み切る事が出来ましたね。 一巻から二巻への流れを見てもこ→2023/07/29
タイコンデロガ級
10
面白かったです。前巻と同じかそれ以上に、「解決すべき事が解決した後の組織とその構成員」について書かれており、そこに葛藤する銀華、若干ズレているような絶妙なような方策を提案する琉花でした。続刊があるなら作中でも危惧されていたように実はヴァンパイアの生き残りが居て…、みたいなこともあったりするんでしょうか。なんにしても、わたしは琉花と銀華の二人が共に協力する所をもっと見たいと思いますね。2023/09/03
いりあ
9
倉田和算による「ヴァンパイアハンターに優しいギャル」の第2巻。ヴァンハの銀華とギャルの琉花が出会う青春コメディです。今回は夏休みが舞台です。海に遊園地に花火にと計画を立てる琉花ですが、銀華の周りでは狩人同盟が不穏な動きを…。日常と非日常のブレンドがやはり上手く、前巻よりも格段に面白くなっています。全体的にシリアスなんですが、ちょっとズレた普通の琉花がぶっ壊していきます。超人がたくさん出てきますが、コミュ力と行動力の塊である琉花が最強なんじゃないかと。やっぱりギャルは強い。次巻は文化祭か体育祭が舞台かな。2023/12/15
半熟タマゴ
8
心優しいギャルの琉花とクールな元ヴァンパイアハンターの銀華が一緒に過ごす特別な夏。どんな状況に陥っても誰が相手でも変わることなく、持ち前の明るさと優しさで真っすぐ突き進む瑠華が眩しい。なんてとことんヴァンパイアハンターに優しいギャルなんだ…。出会ってまだそこまで経ってないのに長年ずっと一緒にいるかのような、琉花と銀華の信頼の強さを感じるかけがえのない関係が今回も素晴らしかったですね。2023/06/29
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