内容説明
『スペル&ライフズ』――魔法(スペル)と召喚獣(ライフ)をこの世に顕現させる異能のカード。
それらを操るプレイヤーである桐谷駿(きりや しゅん)は、生き別れた妹・凜音(りんね)がオラクルに居るという情報を得て、組織を追う日々を送っていた。
そんな最中、駿は同じ施設出身のプレイヤー・折町千世(おりまち ちせ)と再会する。千世はオラクルが「チャンスアッパー」――高レアリティのカードを引く確率を上げるが、強い副作用のある薬を広めている人物を潰してほしいと頼んできて!? オラクルの新たな情報を得るチャンスと考えた駿は調査を開始。謎のケモ耳暗殺者に寝込みを襲われて――!? 異能×頭脳×バトルファンタジー、第二幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
生き別れた妹・凜音が居るというオラクルを追う日々を送る桐谷駿。彼が同じ施設出身のプレイヤー・折町千世と再会する第二弾。千世から依頼された高レアのカードを引ける可能性と強い副作用のある薬「チャンスアッパー」を広める人物を潰して欲しいという依頼と、調査を開始した駿を襲う謎のケモ耳暗殺者ルルナの存在。酷薄なオラクル所属メンバーたちの様子や、多様な契約者たちとライフたちの様々な関係が描かれる中で、ポンコツ暗殺者ルルナを突き放す契約者の不器用な絆があって、そんな彼女と真摯に向き合う駿の姿勢がなかなか良かったですね。2023/06/22
真白優樹
7
オラクルの動向を追う駿が、同じ施設出身の千世にとあるお願いをされる中、「月」のルルナが襲撃してくる今巻。―――縋る柱を傍らに、役立たずの月が覚醒する。 現在顕現している運命シリーズとその主たちが次々と姿を見せる中、謎の薬物を追う中で裏切り者と戦う巻であり、一つ奪って一つ得られる、一進一退の攻防が繰り広げられる、更に熱さを増したバトルが繰り広げられる巻である。ルルナを味方につけ、一つ力を増した駿の陣営。その彼の知らぬ所で、治安の守り手の所に新たな気配。果たして次の戦いの相手は。 次巻も勿論楽しみである。2023/06/26
ARI
1
今回も面白かったですね。 やはりキャラが見てて楽しいというのが強い。ミラティアのシュン大好きな言動の数々がいちいち可愛いですし。そんなミラとは違う方向性でシスコン暴走してる那奈が加わって、妹の咲奈はツッコミ役大変そうだなぁと。 バトルでは、ミラティアが単独でも最強格の名に相応しい無双っぷり「シュンの前じゃないから、可愛く見られる必要ないから、容赦しなくていいよね」という感じが良かったですね。そしてそんな恋人の性質を分かった上で、駿がミラティアに一人で行かせるという信頼を感じるところもグッドでした。2023/07/19
小娘とドラゴン
0
1巻と同様に物足りなさを感じます。構成、設定、キャラと必要なものは一通り揃っているはずなのですが、何か物足りない感じがします。ドラマもピンチも謎もあるんですけど、なぜなんでしょう。ただ一つ確かなのは、口絵にキャラクターの関係性や性格を表したものがないことは残念です。キャラクターの表情ややりとりの口絵は、キャラの理解にとても重要なので、そのあたりは改善しどころかと思います。2023/11/05
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