内容説明
「気軽で便利で、安定の美味しさ」を味わえる外食チェーン店の魅力を愛情とユーモアをまじえて綴った
人気エッセイシリーズ
第1弾『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』
第2弾『それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』
第3弾の最新作は、『地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』!
全国津々浦々の各地では、それぞれの土地で独自の進化をしてきた
「地方チェーン」があり、生活する人たちに密着している。
何を食べて育ってきたかを知れば、その土地に住む人のことが分かるなどというように
日本人に馴染み深い、寿司やカレー、餃子などの人気メニューが、それぞれの地方によって、
どんな道筋を経てきたのかを知ると「地方チェーン」は、もはや身近な異国と思えるほどに奧が深い。
たとえば、「551」という数字の並びを見聞きした時に、
関東と関西にそれぞれに住む人が「ある時とない時」の顔ほどに分かれてしまうほどだったり
回転寿司と言えば、北海道のあのチェーン店でしょ! いや北陸だろう、
それならば石川県か富山県、どのお店?などなど・・・。
日本列島47都道府県の各地で愛され続けている「地方チェーン」の醍醐味をご堪能あれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
10
シリーズ第3弾は待望のご当地編。都道府県で多少の濃淡はあれど、よくぞ全県そろえましたねという労作。思わず自分とこのチェーンをつらつら書きたくなる効能がある。北海道グルメの回転寿司、スープカレー、ジンギスカンの有力どころが東京進出している中で、やはりここでしか味わえないものとしてはラッキーピエロ(函館/本書に収録)とインデアンカレー(帯広)が最右翼か。さらに私の地元でいえば平和園(焼肉)・とりせい(若どり)のたんぱく兄弟。ドライブするならロードサイドの黄色いのれん寳龍(ラーメン)も忘れずにおさえたい。2024/04/14
agtk
5
知っている店が出てくるとちょっとテンションがあがる。知らない店でも行ってみたいと思う店もあった。たくさんの店がありすぎて後半目がすべったが、最後の最後、あとがきみたいな特別編にやられた。シリーズ既刊があるようなので、そのうち読みたい。2023/07/17
刷子筆男
3
快著『チェーン店ばかりでメシを食べている』シリーズ最新作では、日本の全都道府県の店……が網羅された。すなわち、全日本人の「地元の店」が、必ず扱われているということだ。どこが紹介されてどう書かれているのかは、実際に読まれて確かめて頂きたいのだが、「こんなに嬉しいことはない……」のである。 つまるところ「ほら見たか。やっぱおらがのとこは日本一!」となる訳であって、そうした全国民の自尊心が一気に満ち足りること請け合いの1冊。 2023/07/10
エヌる@遅れてきたルーキー
2
ローカルチェーンは地元の味を「よそ行き」にブラッシュアップしている例もあるので侮れない。トリトンを都内で食うのは違う、とか人それぞれのこだわりが見えるのもいい。2024/03/13