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内容説明
内戦と干ばつの中、病気や飢えに苦しむアフガニスタンの人たちを目の当たりにした中村医師は、白衣を脱ぎ、驚きの行動に出ます。それは砂漠となった土地に用水路を建設して、緑の大地を蘇らせることでした。波乱にみちた生涯をえがく伝記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
99
図書館本。 ハンセン病ってほぼほぼ根絶された病気とおもっていましたが…、まだまだ患者さんは多い病気とのこと。テレビCMの「病気という概念が存在しない世界に」というワードが頭をよぎりました。 昆虫、キリスト教、医者、井戸掘りと壮絶な人生を送った中村さん。爆弾や地雷を井戸掘りに利用する平和利用も考えさせられます。 差別と戦争のない世界にはやくなってほしいです(もしかして…そのためには人類滅亡しかないのでしょうか?)2024/07/19
へくとぱすかる
76
中村さんご本人の著作以前に、活動のあらましを知っておこうと読む。海外への支援というと、つい無意識に上から目線になりそうだが、中村医師はおそらく最も注意深く、それを避け、同じ地平に立って行動したのだと思う。だからこそ治療や医薬品でなく、井戸や水路を掘る選択肢を選び、現地の人々の協力が得られたのだろう。支援物資のばらまきよりも、自助努力を可能にするため、戦争で荒れ果てた農業の復活が大切だとは、現地にいないと気づけない。政治家たちには意図が理解されず、人々に尽くしながら銃弾の犠牲になったことは残念でならない。2023/12/13
k sato
44
医薬品よりも水が貴重。この信念が25kmもの水路建設を成し遂げた。2000年の大旱魃により農業大国アフガニスタンは深刻な水不足に見舞われた。穀物が育たず人々は飢餓状態。水がないために皮膚病や腸炎を発症し子どもたちは命を落とす。医師・中村哲先生による水路建設はそんなアフガンの人々の食と健康の水準を劇的に改善した。哲先生の原動力は祖母の教えにあった。「弱いものはすすんでかばうこと。どんな小さなものの命も大切にしなくてはいけない」。旱魃の原因は地球温暖化。豊かな生活の裏で誰かが困窮している事実に胸を抉られた。2023/11/20
けいぴ
41
中村哲医師の真心に涙が出る。せめて身近にあってできることをやっていきたい。2023/12/16
Totsuka Yoshihide
41
2023年青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年部門作品。著者は松島恵利子。素晴らしい作品でした。中村哲先生の「人は見ようとするものしか見えない」、「どの場所、どの時代でも、一番大切なのは命です」、「見慣れないもの、ただ違いがあることを、進んでいる・遅れている、優れている・劣っていると、自分の物差しではかってはいけない」が心に残る。身近にあってできることはたくさんある。真心で行動したい。 2023/08/08
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