文春e-book<br> ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒

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文春e-book
ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒

  • 著者名:島﨑今日子【著】
  • 価格 ¥1,900(本体¥1,728)
  • 文藝春秋(2023/06発売)
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  • ISBN:9784163917085

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内容説明

60人超の証言者が語る、沢田研二ノンフィクションの決定版

1970年代。音楽、ファッションが革新を遂げ、ポップスが花開く。その中心には必ず、彼がいた。
バンドメンバー、マネージャー、プロデューサー、共に「沢田研二」を創り上げた69人の証言で織りなす、圧巻のノンフィクション。

「週刊文春」人気連載、単行本化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

94
森瑤子、安井かずみ、と一時代を築いた女性の生涯を丁寧に追った著書が素晴らしかったので、ジュリー、読んでみました。前者は故人だが、沢田は健在。そのせいか、生い立ち、成功への軌跡、時代から離れる経緯、仲間からの賞賛や評価は完璧だが、肝心の女性関係がすっぽり抜けている。ザピーナッツや田中裕子との関わりは、沢田には影響大だと思われますが、okが出なかったのでしょうか。でも、それこそが読みたいんですがね。多分、あのルックスの変化にも私生活は現れているような。後年の加筆に期待いたしましょう。2024/04/19

fwhd8325

87
タイガースがデビューして間もない頃、私は、生まれて初めてかっこいいという感情を持ちました。それから、ジュリーは、特別な存在でした。この著書は、ジュリーに肉薄している内容ですが、どこか物足りなさも感じています。関係者への取材は十分ですが、本人への取材をしていないせいか、どこか核心がずれているように感じます。それでも「TOKIO」以降のジュリーの葛藤はよくわかりました。今、映像を見ると、あれは時代を先取りしすぎていたんだと思います。75歳になる今、全国ツアーを行っている事実だけで十分だと思います。2023/06/22

TakaUP48

64
正直にいうと読みずらかった!息継ぎのできる空白・行間がなく、詰め込まれている紙面に疲れた。想いが重い!ジュリーと同年代で、昭和史の確認にも。内田裕也に発掘され、「僕のマリー」でタイガースとしてデビュー。GS時代のトップスターとして君臨!その後、ソロとして数々のヒットを飛ばし、70数歳にしてステージに立つ!そんな彼を支えてきた、関わってきて人々の記録に驚く。加瀬邦彦の13年に及ぶプロデュース。肥満体質対策などの気配りに一心同体、まさに男道。女性にとりジュリーは「生きるための精神と肉体の夢のサプリメント」だ!2025/01/06

天の川

54
島崎さんの本は関係者への取材が本当に丁寧だ。評伝「安井かずみのいた時代」「森瑤子の帽子」、インタビュー「この国で女であるということ」と、取材対象は女性が多いけれど、今回は性を超越した存在として時代の先頭を走ったジュリーだ。彼の美しさと歌唱力に魅入られた人々がつくり上げた虚像。その華やかな虚像の裏で、周りやファンの期待に真面目に応え、努力を続けた人間がそこにいた。ジュリー推しの友人に連れられ、去年ライブに行った。ステージを駆け、精力的に歌い、「じじい」と自らを呼ぶ彼は自然体で年齢を重ねて幸せそうに見えた。2023/11/02

竹園和明

51
沢田研二のスピリットは100%ロックだ。タイガース解散後に結成したPYGが彼の本当のスタート地点。沢田研二と萩原健一というGSのスーパースターをツートップに置き鳴り物入りでデビューしたPYGだったが、反体制のロックファンから商業主義の象徴と見做され受け容れられず短命に終わる。それでも沢田はバンドサウンドにこだわり、萩原健一脱退後の旧PYGのメンバーをバックに従え頂点に立った。謎多きPYG周辺の事情を詳しく書いた本作は画期的だし、歌番組と距離を置いた理由も彼の哲学を見た思いで納得。とても面白かった!2023/08/10

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