文春文庫<br> 映画の生まれる場所で

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文春文庫
映画の生まれる場所で

  • 著者名:是枝裕和【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 文藝春秋(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167920593

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内容説明

世界的名匠の目は、現場で何をみているのか?
世界的名匠の目は、現場で何を見て、何を考えているのか?
『万引き家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞後、
主演にカトリーヌ・ドヌーヴを迎え、全編パリで撮影された映画『真実』。
日仏合作映画の製作は、予想外の困難と発見の連続だった──。

臨場感溢れる撮影日記、手紙、画コンテなど貴重な資料が満載の
単行本『こんな雨の日に~映画「真実」をめぐるいくつかのこと』を改題し、待望の文庫化。
文庫版には、監督自身による渾身の大幅加筆と、女優の橋本愛さんによる解説が新たに付され、
『真実』の後日譚とともに、韓国で撮影され、
カンヌで二冠の偉業を成し遂げた『ベイビー・ブローカー』、
総合演出を務めたNetflixの『舞妓さんちのまかないさん』、
坂元裕二、坂本龍一とタッグを組んだ話題作『怪物』(カンヌ国際映画祭コンペ部門ノミネート)の制作秘話も語られる。

海外での撮影を通して自身に起きた「確変」とは?
韓国のエンタメ隆盛の裏にある、残酷な「イカゲーム」のごとき現実。
Netflixなど配信の台頭と、消えゆくフィルム上映──。
変わりゆく映画を見つめる監督の眼差しは、あくまで透徹している。

橋本愛さんによる文庫解説「映画の暴力と救済について」に横溢する映画への愛と才能にも刮目されたし。

この本は、すべてのクリエイター、何かを生み出したい人のためのバイブルだ。

※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本『こんな雨の日に 映画『真実』をめぐるいくつかのこと』を文庫化にあたり改題したものを底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょび

15
先日ぶらりと本屋を覗くと、大好きな是枝監督の新書を見つける。早速購入して読み進める。が、、、。数年前に発刊された単行本『こんな雨の日に映画「真実」をめぐるいくつかのこと』の文庫化にあたり、新たに「はじめに」と「おわりに」が付け加えられたものでした。中をもう少しよく目を通せば良かったのに、残念ながら私は同じものを買ってしまったのでした。題名が違ったので・・うっかりでした。 2023/09/05

tetsubun1000mg

11
是枝監督はカトリーヌ・ドヌーブを主演にしてフランスで映画を撮る様子をドキュメンタリーで追っているTV番組も見た記憶が残って選びました。 監督のことはよく知らなかったのだが「海街ダイアリー」は心に残る作品だった。 脚本と監督と両方の二刀流なので作りたいストーリー、画像が浮かんできて絵コンテを作り脚本完成後も、俳優やスタッフの助言も受け入れて手直しする様子も楽しく読めた。 映画人だからか文章も読みやすく撮影などの様子も目に浮かんでくる感じがした。 ドヌーブ主演の映画「真実」をBLで見ようと思う。2023/10/07

2兵

3
是枝裕和監督がフランスで撮影した『真実』という作品のメイキング本。主演を務める大女優カトリーヌ・ドヌーヴの大物っぷりや日仏の撮影スタイルの違いなどについて、主に日記形式で綴られている。直筆の字が可愛らしいのもあり、監督自身の穏やかな人柄(けれども守るところは守る)が伝わってくるような文章だった。ベテランかつ超メジャーである監督とは天地ほどの差だが、自主映画中心で撮影に携わったことのある身としては、勉強になる記述ばかりでした。2023/09/29

十文字

2
映画『真実』の撮影日記。カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュという世界的二大女優の元でメガホンを振るのはずいぶん大変だったろうと思ってたけれど、案外和やかに撮影が進んでいたようだった。むしろスタッフの扱いが大変そうだった。2023/11/20

Masayuki Shimura

2
【映画館を失ったら映画は映画ではなくなるのだとは思う】(文中より引用)・・・・・日本を代表する映画監督の頭の中を覗くことができるというだけでも面白いのですが、そもそも映画監督がどのような仕事をしているのかを知る上でも勉強になる一冊。異国の地で慣れない中、チームスポーツとしての映画撮影の大変さと面白さを垣間見ることができました。2023/11/15

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