内容説明
人妻の河合しずかは、不倫相手の作家・諸岡恭平を包丁で刺し殺して逮捕された。弁護人となった鶴見京介は、しずかが殺害を認めながらも、不倫そのものを完全否定し、二人の関係を黙秘することに疑問を抱く。調べてみると二人には、枝川紀代彦という画家と接点があった。枝川はしずかと同じ京丹後の生まれで五年前に自殺していた。鶴見は真相を求めて京都へ向かうが……。罪で繋がれた者たちが秘めた悲劇の真実とは!? 鶴見京介弁護士シリーズ、最新の長編ミステリー。
目次
第一章 絵の謎
第二章 過去を求めて
第三章 父と子
第四章 真実の選択
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
159
鶴見弁護士シリーズ!いつにも増して難しい(汗)18年前の事って、どれ位思い出せるだろう・・なんてそっちに私の気持は振れて情けない次第。そもそも絵から翳を読み取ることもできない私だが。今作は何となく推察が多すぎて正直ちょっと冷めてしまって乗り切れなかったのが残念(って、自分の読解力不足を露呈)真実が明らかになれば傷つく人がいると言って、自分を犠牲にするしずかに共感出来なかったってことだろうなぁ。2023/06/05
ちゃんみー
20
ウソにウソを塗り重ねると、結局は幸せな未来は訪れない。2023/08/21
みりん。
3
著名な作家を刺殺したとして逮捕された女性、河合しずかの弁護を引き受ける鶴見弁護士。不倫の末のもみ合いと見られたが、断じて否定するしずかだが、真相を語ってはくれない。。。 作品を貫くキーワードとして一枚の絵、画家の存在があり、ここを軸に京丹後も舞台にしつつ展開する。民謡などもでてきて叙情風景が秀逸。作品を通して流れるゆったりとどこか温かい空気感は、鶴見弁護士の静かな信念にも重なる。2023/05/14
まっきー
1
シリーズものと知らずに読了。 証言者の記憶力で成り立ってる話だった。2025/02/04
ゆーさん
1
シリーズものとは知らずに…。淡々と読み終えました…。2023/05/25
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