角川文庫<br> アリスとテレスのまぼろし工場

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角川文庫
アリスとテレスのまぼろし工場

  • 著者名:岡田麿里【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2023/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784041137741

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内容説明

製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学3年生の正宗。変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女――。正宗と2人の少女の出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。止められない恋の衝動が行き着く未来とは。
岡田麿里監督がみずから執筆した、劇場アニメの原作小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

48
製鉄所の事故により冬のまま時が止まり変化を禁じられた町が舞台の、14歳の少年・正宗を中心としたボーイミーツガール現代ファンタジー。正宗と謎めいた同級生の睦実。そして睦実が引き合わせた狼のような少女・五実の三角関係とも言える「恋」の物語で、感情が大いに揺さぶられました。時が止まるとはどういうことか、五実の存在と「まぼろし工場」とは何なのかが次第に明らかになっていく展開は鳥肌ものでしたね。映画鑑賞後に読んだので、映画で描ききれなかった部分が知れたのが良かった。原作の方が色々と生々しいな。ともあれ、傑作でした。2023/09/19

よっち

35
製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学3年生の正宗。鬱屈した日々を過ごす中、同級生の睦実に導かれて野生の狼のような少女と出会う劇場アニメの原作小説。製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れた正宗が出会う、喋ることのできない囚われた少女・五実との出会い。彼女と仲良くなることで皮肉にも始まってゆく世界の均衡の崩壊。この世界に存在する大人たち、子どもたちそれぞれの視点から閉塞した状況を描写しながら、正宗と五実、睦実の関係性を軸に、現実とまぼろしの構図やそれぞれが迎える結末はなかなか良かったですね。2023/07/05

ナニコラタココラ

17
電子図書館の本です。製鉄所の城下町で、爆発が起こり、外部との接続も絶たれ季節も進まなくなり、神機と化した製鉄所によって閉じ込められた正宗達の物語。ありえない設定だが、この先がどうなるだろうと思い、あっと言う間に読んでしまいました。未来の世界で正宗と、睦美の娘咲希が、10年ぶりに戻って来てどう思ったのだろうとこの先が気になった。2025/05/23

RASCAL

14
「あの花」の岡田さんの作品ということで手に取った。映画は未視聴、先に小説を読んでしまった。やはり映像向きのお話なのかな。2023/10/01

conyTM3

12
映画化されてるんですねー!観たい。 いかにもアニメ化されそうなストーリーですもんね。 もしかしてそれ前提? 最後のほう擬音が多くてグダグダだったけど、途中まではイメージ湧きやすくて面白かったし、ラストもしっかり締まって良かったです。 沙希ちゃん幸せになって欲しい!2024/07/25

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