ブックオフから考える - 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ

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¥1,980
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ブックオフから考える - 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ

  • 著者名:谷頭和希
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青弓社(2023/06発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787235206

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内容説明

ブックオフから考える。
社会と都市と文化の「つながり」を。

日本全国に約800店舗を構えるブックオフは、多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている。しかしこのような「当たり前」の存在になるまでは、ブックオフをめぐりさまざまな議論が繰り広げられてきた。あるときは出版業界の革命家として、またあるときは破壊者として、そしてまたあるときは新たなサブカル文化の創造者として……。

本書は、ブックオフが誕生した1990年代からのさまざまな「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、そして現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす。

ブックオフはどう語られてきたのか。またその語りに潜むノスタルジーとは。
チェーン店であるブックオフが都市にもたらしたある種の「豊かさ」とは。
ブックオフで「偶然」出合う本の面白さとは。
ブックオフから生まれた音楽、カルチャーとは。なぜアーティストはブックオフからの影響を語るのか。
ブックオフが生み出す公共性とは。「文化のインフラ」の内実とは何か。

チェーンストア論やテーマパーク論で注目を集める新進気鋭の著者が、出版史、都市論、建築論、社会学、政治学、路上観察学など多様な分野の知見を駆使して書き上げたいままでにないブックオフ文化論。

目次

プロローグ――ブックオフで神隠しに遭う
序 章 いまこそ、ブックオフを考えよう
第1章 「かたる」――ブックオフはどう語られてきたのか
第2章 「めぐる」――ブックオフから都市を眺めて
第3章 「あそぶ」――ブックオフは原っぱだ!
第4章 「つくる」――ブックオフ文化人たちのこと
終 章 「つながる」――ブックオフが生み出す「公共性」とは
参考文献・ウェブサイト
初出一覧
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

112
私は図書館、ブックオフ、古書店、本屋、全て好きですがそれぞれ立ち位置ご違いますね。ただ本書でも語られていますが上記の中で1番敷居が低く、居心地がいい。今ではブックオフは本だけではなく、衣料、雑貨、フィギュア、トレカと幅広く商材を広げています。たまたま今日のニュースで23年6月~23年11月の連結決算ブックオフは営業利益105億9000万円とありました。創業30年国内店舗800弱。今後も文化のインフラとして頑張ってもらいたい。…ただ家の近くのブックオフ、書籍は人気がないのかスペースはドンドン減ってます⤵︎2024/02/28

tamami

63
ブックオフは、1990年古本市場に大きな可能性を見出した実業家坂本孝の手により創業され、その後全国に数百店舗を展開する事業となる。元所有者から提供された大量の本や雑貨を、即店頭に並べる形で構成されるブックオフの品揃えは、雑多で販売戦略といったものにはほど遠い。著者は、そこにブックオフの面白さ、存在意義を見る。今や書店と並んで街で必須のインフラの一つともいう。書店の減少が止まらない現在、本の流通を内容と価格と手に入れやすさという点から考えたとき、ネット販売と一般書店とブックオフと、棲み分けが続くのだろうか。2023/09/29

kei-zu

27
著者も書いているが、最近はブックオフが担った役割にを振り返る本が何冊か出始めている。ただ、これも著者が指摘することだが、そこには回顧的な感情も含まれている。現在に比して乱暴な値付け(褒めてる)であった90年代のブックオフは、確かに楽しかった。居場所がない若者(特に地方在住)が、地元のブックオフで「文化」に触れた歴史があるとの証言も。2024/03/09

ぐっち

25
ブックオフのフラットな品揃えと居やすさとそれらがはぐくむ文化論。ブックオフ巡りとか3000円ブックオフとか面白そう。最近、近所には実店舗が少なくなってきてさみしい限りですが、私もよくブックオフオンラインから買ってブックオフオンラインに返してます。2023/12/02

阿部義彦

24
新古書ハンターの漫画を前回読みましたが、ほぼ同時期にブックオフ関連の本が青弓社から出たのでついでに両方買って今読み終わりました。私も地元仙台での第1号店で開店スタッフとしてお世話になったブックオフ。その後続々仙台にも出来て、何店かは閉店もしましたが私が働いてた店はまだ有って、読んだ本はそこに売ってます。著者はブックオフの棚の特徴として『何となく性』という言葉を使って面白い切り込み方をしています。新刊書店も数が減り、辺境部ではブックオフが唯一の文化的インフラを担って、そこからクリエイターも出ています。2023/06/07

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