内容説明
「どうせ変わらない」から「変えられる」へ
政策の旗は振られても、なかなか改善しない教育現場の多忙。解決の道は、現場からのボトムアップの改革にある。大阪府枚方市の小中学校での改革の取り組みを調査した教育社会学者らによる知見と解決策の提言をまとめる。
※本書は、大月書店刊『現場から変える!教師の働き方ーーできることから始めるローカルな学校改革』の電子書籍版です。
【著者】
片山悠樹
愛知教育大学准教授。『「ものづくり」と職業教育』(岩波書店)、『半径5メートルの教育社会学』(大月書店)、『多様化する社会と多元化する知』(ナカニシヤ出版)ほか。
寺町晋哉
宮崎公立大学准教授。『〈教師の人生〉と向き合うジェンダー教育実践』(晃洋書房)ほか。
粕谷圭佑
奈良教育大学准教授。「『社会化』課程の再特定化:幼稚園年少級におけるルーティン活動の相互行為分析」(『教育社会学研究』第105集)ほか。
目次
はじめに
序章 働き方改善を実践する
第Ⅰ部 働き方を変えるための視点
第1章 時間と「ゆとり」をめぐる「多忙」のレトリック
第2章 管理職によって変わる多忙感
第3章 「責任者は学級担任」が生み出す多忙
第Ⅱ部 働き方を変えた枚方市の実践
第4章 働き方改善に向き合う教育委員会
第5章 働き方改善に取り組む学校
第6章 教員の「多忙」に戸惑う大学生、働き方改善を学ぶ
終章 学校現場と教員を信じて、託す
おわりに
執筆者一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロクマぽよんぽ
1
以下雑感。 ○時間削減だけすればよいわけではない ○ストレスチェックやタイムカードなどを形骸化させない ○担任一人が抱え込まない組織づくり ○なんでも前年踏襲ではなく、「そもそも学校教育とは何か」を考えれば業務削減はできる ○職場設備の見直しも重要 ○教員の自主性・やりがいとは、選択肢があるかどうか? ○「これもうやめませんか」と言える空気感 ○「人を増やさないから無理」などと決めつけない。やりようはある ○個人として帰ってみる ○生徒側の「業務削減」という視点も必要? ○生徒との「向き合い方」は多様2023/03/21
まめ
0
【図書館】時間不足で読めず。仕事がつらいときは、あまり詠みたくない笑2024/05/25
-
- 電子書籍
- 返校 -DETENTION-【タテスク…
-
- 電子書籍
- 罠に落ちた夜【分冊】 11巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- アナル・アナリシス――お尻の穴から読む
-
- 電子書籍
- 奈緒子(14) ビッグコミックス
-
- 電子書籍
- 少年陰陽師 こぼれる滴とうずくまれ 角…