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内容説明
脳出血で倒れ、失語症・右半身まひという後遺症を抱えた著者は、懸命なリハビリを経て大学の学長職に復帰。72歳で直面した人生最大の逆境を乗り越える支えとなったのは、それまでに読んできた1万冊以上の本から得た「知の力」「教養」だったという。「状況が厳しいときこそ数字・ファクト・ロジックが不可欠」「必要なのは、強さ・賢さより、〈運〉と〈適応〉」「不条理は、まずあきらめて受け入れる」――逆境を生き抜くために役立つ物事の考え方や知識を、「知は力なり」を身をもって体験した著者に学ぶ一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なっぱaaua
44
脳出血で倒れ失語症・右半身麻痺になった著者。リハビリに諦めという言葉はなく出来ることを素直に認め逆境を生き抜く出口先生。「教養とは、人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツールです」この考えに賛同します。人生面白くなくてはつまらない。逆境に合っても落ち込まずに何が出来るかを考える。諦めるのも一つの選択肢。歴史上でもそれで大成功した人物はたくさんいる。生き残りに必要なのは運と適応。ホモサピエンスもそうして生き残ってきた。ネガティブになりがちだけど逆境にうまく立ち回っていきたい。2023/07/24
空のかなた
23
72歳で脳出血。それまでマジョリティ側だった著者が、地方在住、右半身麻痺、電動車いす、発語障がいというマイノリティになってみて、今まで気が付かなかった世の中がいろいろ見えたと圧倒的な説得力で語られる。「自立とは依存先を増やすこと(東大准教授熊谷晋一郎氏)」の言葉が紹介されている。自分自身に起きることは全て「因果応報」でもなく、「良い結果は自分の努力のおかげ」でもないと。どのように生きていようが逆境になるときはなる、コントロールできない偶然が介在している以上は。生き残るには環境に適応することと運、とある。2026/07/06
井上裕紀男
21
少し前に著者の講演を聞き、出口氏ならいかにしてハンディキャップを捉えるのか興味が深まり手に取った本書。途中歴史の話で熱くなられて紙面を割き面白いけれども、端々に出てくる今の境地には流石の感があります。 どうにもならない事実に向き合った時の諦め、生きたいと思う力とは何か、歴史人物や思想から読み解こうとされます。 無知のヴェールや小坂井敏晶の責任論、運と巡り合わせの話は得心することも多く、改めて説明された国の運命や戦争の観点は学ぶところがあります。 病から復活、ゆっくり丁寧に生きて語る強さを感じ取れる一冊。 2024/03/24
templecity
10
立命館アジア太平洋大学の学長である出口氏の著。脳出血でリハビリ生活を余儀なくされたが、その期間で別な目で社会を見ることが出来て色々な気づきがあるという。教養をつけることは色々な人との会話を進めるうえでも必要。常に学びの姿勢が必要と説く。 2024/07/13
れい
8
【図書館】著者はライフネット生命を創立し、立命館アジア太平洋大学の学長。それだけ聞くと、どこが逆境なの?と突っ込みたくなりますが、過去には左遷されたり、最近では脳卒中になり片麻痺で歩けない状態に。それでも、学長としてやりたいことがあったから、歩くことを諦めて電動車椅子ユーザーとなり、復帰を果たした。対局を見れるからこそ成功されたのだなと感じた。2023/10/26
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