生命と身体 - フランス哲学論考

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生命と身体 - フランス哲学論考

  • 著者名:檜垣立哉
  • 価格 ¥6,050(本体¥5,500)
  • 勁草書房(2023/06発売)
  • ポイント 55pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326103164

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内容説明

ドゥルーズ、ガタリ、ベルクソン、バトラー、レヴィナス、デリダ、アガンベン、メルロ=ポンティ――彼らのテクストを通して追究してきた、生命と身体というテーマについての哲学論集成。明晰にしてアイデアに満ちた思索の軌跡。

目次

まえがき

第I部 ジェンダーと身体
 1 生物学とフェミニズム――二一世紀思想からフレンチ・フェミニズムの流れをとらえなおす
 2 身体の何が構築されるのか――バトラー的構築主義への一考察
 3 イリガライとバトラー――身体の物質性というリミット
 4 逆向き幽霊としての子供――デリダに対抗するレヴィナス
 5 生権力とセクシュアリティ
 6 曖昧さの新たな倫理へ――インターフェイス論によせて
 7 顔の彼方の生

第II部 動物と人間
 8 動物と人間――わざ論の視角から
 9 生物学主義と哲学――生き物を巡るハイデガーとデリダ(およびアガンベン)
 10 人間と動物の閾――ジョルジョ・アガンベンにおける生の概念
 11 私/世界を生命/環境としてとらえると何がでてくるか

第III部 生の哲学
 12 ヴィヴェイロス・デ・カストロにおけるドゥルーズ=ガタリ
 13 欲動について――ドゥルーズの「欲動イマージュ」を手がかりに
 14 過去は何故そのまま保存されるのか――『物質と記憶』の記述の多層性について
 15 ドゥルーズ=ガタリのテクノロジー論
 16 ドゥルーズ没後二〇年の〈世界的現在〉
 17 サルトルとドゥルーズ――非人称的なものの力能
 18 ベルクソンにおけるテクネー論――生命のテクネーとは何か
 19 ドゥルーズにおけるヒューム――経験の超出と想像力=構想力の役割
 20 生命のリズム/儀礼のリズム――ドゥルーズとレヴィ=ストロース

第IV部 身体と生命
 21 思想としての生命論
 22 「私」を語るいくつかの現象学的な仕方について――「触発」の議論を中心に
 23 「沈黙のコギト」についての試論――メルロ=ポンティにおける主体性の問題
 24 メルロ=ポンティにおける身体の知覚経験について

あとがき
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