内容説明
ドゥルーズ、ガタリ、ベルクソン、バトラー、レヴィナス、デリダ、アガンベン、メルロ=ポンティ――彼らのテクストを通して追究してきた、生命と身体というテーマについての哲学論集成。明晰にしてアイデアに満ちた思索の軌跡。
目次
まえがき
第I部 ジェンダーと身体
1 生物学とフェミニズム――二一世紀思想からフレンチ・フェミニズムの流れをとらえなおす
2 身体の何が構築されるのか――バトラー的構築主義への一考察
3 イリガライとバトラー――身体の物質性というリミット
4 逆向き幽霊としての子供――デリダに対抗するレヴィナス
5 生権力とセクシュアリティ
6 曖昧さの新たな倫理へ――インターフェイス論によせて
7 顔の彼方の生
第II部 動物と人間
8 動物と人間――わざ論の視角から
9 生物学主義と哲学――生き物を巡るハイデガーとデリダ(およびアガンベン)
10 人間と動物の閾――ジョルジョ・アガンベンにおける生の概念
11 私/世界を生命/環境としてとらえると何がでてくるか
第III部 生の哲学
12 ヴィヴェイロス・デ・カストロにおけるドゥルーズ=ガタリ
13 欲動について――ドゥルーズの「欲動イマージュ」を手がかりに
14 過去は何故そのまま保存されるのか――『物質と記憶』の記述の多層性について
15 ドゥルーズ=ガタリのテクノロジー論
16 ドゥルーズ没後二〇年の〈世界的現在〉
17 サルトルとドゥルーズ――非人称的なものの力能
18 ベルクソンにおけるテクネー論――生命のテクネーとは何か
19 ドゥルーズにおけるヒューム――経験の超出と想像力=構想力の役割
20 生命のリズム/儀礼のリズム――ドゥルーズとレヴィ=ストロース
第IV部 身体と生命
21 思想としての生命論
22 「私」を語るいくつかの現象学的な仕方について――「触発」の議論を中心に
23 「沈黙のコギト」についての試論――メルロ=ポンティにおける主体性の問題
24 メルロ=ポンティにおける身体の知覚経験について
あとがき
初出一覧
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