内容説明
僕の妻は、子どものころから不思議な感覚の持ち主だった。
目をつむっても、耳をふさいでも、普通の人には見えないものが見え、
知りたくもない他人の心の内まで聞こえてくる……。
その苦しみは想像を絶するものだった。
だが、そんな生活の中で、妻を救ってくれたのもまた、その能力だったのである。
独特の軽妙なタッチで描かれる、ちょっと不思議で心が温かくなる、
実話をもとにした再生の物語。
1章分の書き下ろしを含めた加筆を行い、待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kyonkyon
3
私は見えないし感じないけれど興味はある。そしてワカさんの様子から本当にいるんだろうなと。妖怪も。最近小さなおじさんの話を耳にしますが、カッパも同じように小さいみたい。見えないだけで、たくさんの何かに守られていると考えよう。2026/03/26
ゆずりは
0
語り口のおかげでライトに読めた。自分が見ているものと、他人が見ているものが同じという証明は出来ないし、彼女の見ている本書の内容は真実なのだと思う。が、自分の見えているものと余りに違いすぎて戸惑うなぁ。他に読んでいる霊能者の話に出てくる、守護霊の説明が本書とほぼ同じなのに感嘆した。 愛馬のくだりには大いに泣かされた。2026/01/17
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