竹書房文庫<br> 実話怪談 怪奇島

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竹書房文庫
実話怪談 怪奇島

  • 著者名:小原猛【著】/久田樹生【著】/ほか【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 竹書房(2023/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801935365

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内容説明

主家の正妻にいびり殺された美貌の奴隷、イマジョ。
遺族は彼女の墓に竹を逆さに刺し、呪詛の念を唱えた。
「呪え。祟れ。仇をとれ……」
やがて娘は甦り、すべてを根絶やしにしていく……

その名を口にしただけで祟られる!
最恐の怨霊「イマジョ」他、奄美・琉球のマジムンを大特集。
余所者にはわからない掟や禁忌の場所が存在する日本の中の異界、島
全国28島の本当にあった怖い話を大紹介!


踏み入れてはらなぬ禁域――村より怖い島怪談!
【粟島】近海に浮かぶ恐怖のいかだ
【伊豆大島】人格を変えてしまう宿
【三宅島】雄山に浮かぶ赤い火の玉
【神津島】二十五日様の禁忌
【父島】海岸を彷徨う幽霊の足
【硫黄島】消える水筒の水
【答志島】不気味な数え歌の真相
【犬島】六つ目の化け猫の怪
【情島】奇怪な七不思議伝説
【向島】煮干しを仏壇に供える理由
【高島】すすり泣くお伊勢岩
【志々島】ご神木の祟り
【奄美大島】口にしてはならぬ名前
【久高島】悪夢を呼ぶ流木
【宮古島】来訪神パーントゥの呪い
【与那国島】口減らしの崖の祟り
【壱岐島】荷物に紛れ込む傷人形
【屋久島】森に現れる光るシカ
他、タブーを覗き見る全28島の恐怖譚!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

36
表題の通り、島を舞台にした怪談集だが、奄美・沖縄については妖怪や伝承など民俗学的な話題についても触れている。この夏Netflixで「忌怪島」と言う、悲劇の主人公となった女性を題材にしたホラーを見たが、その元話も解説されている。小原さんの本は沢山読んだので沖縄のことは色々読んだことがあったけれども、奄美のことは寡聞であり、触発されてこの本で紹介されていた「南島雑話」も購入した。その他伊豆諸島など日本各地の島嶼地域の実話怪談が収録されている。2024/01/05

27
タイトル通り。色んな島に関する怪談と沖縄の妖怪などの解説あり。 2023/06/06

ネムコ

24
沖縄怪談の小原猛氏の名前につられて購入。日本にはたくさんの島があり、島固有の文化が息づいている。その風土に育まれた徒花が怪談である。そこに暮らす人々が何を恐れ、何に怒るかが伝わってくる。一番印象深かったのは人の人格を変えてしまう民宿の話。荒くれ者が一晩で品行方正な性格に変わる。そこに子供を連れて行く親は酷いとは思うが、そんな親に「仕方がないよね」と言ってしまいそうな自分もいる。私の中にも鬼がいる。2023/06/18

澤水月

13
奄美大島のイマジョやカンツメ哀話(に潜む奴隷制の闇)という大ネタを2人の主著者がそれぞれ綴り興味深い。久高(岡本太郎も訪れた神様の島)、宮古など琉球弧だけでなく伊豆などの島も。神津島「二十五日様」は偶然最近読んだ釣り人怪談本「海之怪」にもありガチだ!と震える。地誌と現代の聞き取り、また新たな書き手による真摯さ伺える良書。旅路で読み終え風情高まった(読了は仙台で、6/5。被災地を目にした衝撃で書き遅れ)2023/06/08

qoop

5
映画との連動企画なのだろう、タイミング勝負であることが(急いで仕上げたと)伝わる構成だが、小原猛・久田樹生両氏の実話怪談は出色。2023/09/03

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