竹書房怪談文庫<br> 怪談聖 おどろかいわ

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竹書房怪談文庫
怪談聖 おどろかいわ

  • 著者名:糸柳寿昭【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 竹書房(2023/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801935433

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内容説明

するっと読めて、ぞわり怖い!

「あの子は人間でない?」
「毬ですよ、毬そのもの」
朝四時に呼び鈴を鳴らす少女
ポストには麻紐を丸めた何かが――
「少女と麻紐の毬」より

体験者から、次の体験者へ…
人の縁を辿って行き着いたのは、恐ろしき血族の禁忌
臨場感に震える会話の怪話!

何気ない言葉の中に恐ろしい「何か」が隠されている。
生まれつきのアザを見て息子が言う「あのとき痛かったね」
寝言で繰り返す不気味な歌と奇妙な予言「木曜日はダメな日」
本家から血筋に送り込まれる謎の「女児と毬」。
取材相手と交わした会話から怪の正体が引き出される戦慄の瞬間をご覧あれ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34
短い話の詰め合わせ。あとがきの一言コメントが笑えた。2023/05/31

鷺@みんさー

32
意図して意味怖系になってるので、それ系が好きな人にはオススメ。逆に言うと、会話のみで成立しているショートショートのようなもので、説明不足で意味がわかりにくいので、全体的な怖さは低め。人怖系も多いので、あまり純粋な幽霊的怪談は少ないが、その中では「二十二日に事故」のBさんが印象深いのと、「陽あたり良好」の風呂場が怖い。連作の「なわとびの少女」は定番の近づいてくる系でよき。「死を待つだけの部屋」は凄絶。個人的には「ばたん、ぽい、あががが」大好き。なかあぁよぉしぃいいい~2023/09/25

かおりんご

19
怪談。好きだわ、この感じ。なわとびの話は、定番っぽいのに、ぞわぞわする。また読み直そう。2023/08/11

佐倉

14
会話文だけで構成される実話怪談。一話一話が非常に短く、またひとつひとつのエピソードの解釈なども基本的にはなされないので「何が起きているのか分からないが、何かは起きている」という通り魔的な気持ち悪さと恐怖が味わえる。ユーチューブのショート動画的な手軽さでいつまでも読めそうな雰囲気。父へ偏執的な愛情を示す息子「ファザコンの由来」、ファンシーなような狂ってるような、でも本当なら何それってなる「ねこかいわ」、「なわとびの少女」から始まる連作が面白かった。あとがきを読んでも麻縄が何なのかまだ分かってない。あれ何?2023/06/17

澤水月

13
芭蕉の軽み(かろみ)、侘び寂びありいいなあ。特に「ご飯だけのご飯」、ラスト数章は本当にいい。あとがきコメントで2度美味しい。自分の記憶では80年代から怪談怪奇の本読んできて確か「怪談師」で名乗り上げたのは著者所属の怪談社だったはず。現状への決意表明含むがサラッと娯楽的に読める(竹書房怪談文庫あざーす!)2023/07/08

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