「NHKから国民を守る党」とは何だったのか?

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「NHKから国民を守る党」とは何だったのか?

  • 著者名:選挙ウォッチャーちだい
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  • ISBN:9784794811974

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内容説明

2019参院選で国政政党にのし上がり、この世の春を謳歌した旧NHK党。しかし、唯一ともいえる公約「NHKをぶっこわ~す!」は毫も進展せず、かえってNHKに受信料正当化と徴収システム精緻化の根拠を与える始末。選挙でも対NHK裁判でも著者へのスラップ訴訟でも連敗を重ね、創設者・立花孝志氏は複数の犯罪で有罪判決を受けるに至った。

2022参院選では暴露系YouTuberガーシー氏が当選、巻き返しをはかるも、当の本人が議員除名→逮捕状→旅券失効とあえなく表舞台から姿を消す。

「政治家女子48党」に改名し満を持して迎えた2023統一地方選でも惨敗、「大津の乱」で党資金もアンタッチャブルとなり、立花氏が自己破産をほのめかすなど、まさに崖っぷちに立たされている。

彼らの活動を初期から追い続け、その反社会性・カルト性に警鐘を鳴らし続け、そのために9件ものスラップ訴訟をはじめ数々のいやがらせに遭ってきたフリージャーナリストが、1年以上前に現在の状況を言い当てていた恐るべき予言の書!

【注】現在の正式な党名は「政治家女子48党」ですが、本書では原則として党勢が最も拡大した時期の旧称を使用しています。

目次

第1章 NHKへの「歪んだ愛」
「スーパーサラリーマン」から「正義のヒーロー」へ?/「NHK記者→フリージャーナリスト」もほぼウソ/実は「ロジ担が務まらず領収書処理係に」?/「スポーツ報道センター」に永住したかった?「年収2000万円」のパチプロ伝説も眉唾/受信料問題の解決につながらない最悪の悪手/「歪んだ愛」とマシマシ伝説

第2章 ハラスメントを呼び寄せる
ある連鎖の始まり/「お前をぶっ壊す」―― 中央区議脅迫事件/マツコ・デラックスへの攻撃/ハラスメントの快感と炎上商法の一挙両得?/「シウマイ不買運動」の誤算/イジメで法的責任を問われる/知らぬ間に「共犯」―― 代理戦争編/知らぬ間に「共犯」―― 刑事事件編/嫌がらせの奇策で自分の首を絞める/「差別やイジメは神の摂理」

第3章 なぜ国政政党にのし上がることができたのか
カルトが政治に食い込むと…/実は「ネットよりもドブ板」/当選しても「NHK問題」しかやらない/地政学的な「壁」/チラシで「新参者」を釣る/「信者」から「軍師」へ/「立花メソッド」の無効性/「国政政党になる」ということ/『日曜討論』に出たい!/借金政党/N国党の収支/選挙に出続けるしかない?/なぜN国党は国政政党になれたのか/凄惨な事件が追い風に/立花孝志は参院で何か仕事をしたか?/今後のために――まだ「1%余」の支持はある

第4章 N国党との激闘の記録
「イジメ王」も手を焼く「選挙ウォッチャー」の登場/偶然の出会い/恐るべき人権意識の欠如/ヘイト政治家/ネガキャン、スタート/「裏切り者」への凄絶なイジメ/区議・市議が傷害事件を起こした!/記事の正当性が認められる/「リアルちだい」への攻撃開始――最初のスラップ訴訟/「元祖迷惑系YouTuber」の当選を経て、「選挙商法」の確立へ/ネトウヨ候補の当選と「党内福祉」/ウハウハ絶頂期/第二のスラップ訴訟、始まる/反訴で返り討ち/「逆撮影」攻撃/2019年統一地方選で大躍進、でもその顔ぶれは…/怒濤の「送りつけ」開始/早くも凋落の兆し/落選の連鎖が始まる/上尾駅にて、翳りを感じる/魂の告発/趣味は「弁護士プレイ」?/コロナ禍で吹き荒れる「反知性主義の爆風」/N国党の「変異株」/かつてない逆風の中で/「堀江貴文ブランド」にすがる/「アベノマスクブラ」で大炎上/「最強のエース」敗れる/懸賞金目当ての2人組に襲撃される/N国党の財政、丸ハダカ/混沌の時/党首感染/2021年衆院選、そして…

第5章 運命の日、そして未来
疑惑の渦((1)「出資法」違反の疑い (2)「ポンジ・スキーム」の疑い (3)「公職選挙法」違反の疑い(4)NHKがらみの「犯罪」のせいで財政破綻する疑い (5)「マネーロンダリング」の疑い? それとも…(7)奇想天外な政治資金収支報告書)/立花孝志研究――「射幸心による借金」編/立花孝志研究――「独裁」編/N国党の教訓 ――「知る」ということ/N国党の教訓――「日本維新の会」との共通点・相違点/N国党の教訓 ――「変異株」を追う/N国党の教訓――腐敗という大河の小さな支流/N国党はどこへ行く?

【資料編】
「NHKから国民を守る党」盛衰史/2021年12月時点・N国党所属議員一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺

98
私がかつて読書メーターで安倍晋三を批判的に書いたら、他のユーザーさんから文句を言われた事が数度あった。YouTubeで橋下徹や松井一郎が無茶苦茶を言っている動画を観て呆れていたら、コメント欄に橋下や松井を称賛するコメントが並んでいたりする。気付いたらとっくにこの世はディストピアなのである。インターネットが普及したら、こんな世の中になったのである。本書は安倍晋三や維新より小物であり、実態は迷惑系YouTuberに過ぎない立花孝志とその党のノンフィクション。著者は立花一党に嫌がらせを受けてなお果敢に取材した。2022/03/07

こまごめ

19
選挙ライターのちだい氏が時にはとんでもない嫌がらせを受けたN国党の立花孝志についての事実に基づいたレポートです。なにぶんこの立花孝志という人物がポンコツなので笑ってしまう部分もあるのですが、彼に関わった人物がもう3人も亡くなっているので笑えない状況になっています。2025年1月現在立花孝志は娑婆でデタラメを吹聴しているので一刻も早い逮捕を望みます。なお本人は嘘つきと言われるのを大変嫌うそうです…呆れます。2025/02/02

どら猫さとっち

18
斎藤元彦知事の再選で、また開幕した「斎藤劇場」。そこで暗躍したのが、PR会社の折田楓氏、そしてN党党首の立花孝志氏だ。その立花氏が立ち上げた「NHKから国民を守る党」は、炎上商法に区議脅迫、そして自宅襲撃とあらゆる悪業を平然と行う、反社カルト政党である。そして、NHKの愛憎に借金地獄を背負って生きる立花氏がいる。彼に実際襲われたことがある著者が分析する、立花氏とN党のすべてと闘いの記録。知らないではもはや済まされない、有権者すべての必読書。2024/12/03

かやは

14
身内の恥をさらしますが、亡父が最後に支持した政党がN国党でした。むかしから集金人と「口論」になることが多かった人なので「NHKをぶっ壊す」にひかれて投票したのは理解できるんです。ただ、どういうルートでN国党を知ったのかがわからない。うちは限界集落直前過疎農村なのでリアルでN国党の活動を目にすることはなく、おそらくyoutube経由なのですが、父はネット弱者だったのです。「支持されやすいワンイシュー」もそうだけど、「ネット弱者へのアクセスの良さ」も国政政党へ成り上がれた要素だと思うんですよね。2023/05/04

koshiner3

13
「反社会的カルト集団」、「サリンを持てないオウム」と司法からも認定されたような集団である。(以上は、最近のちだいさんのnoteの記事から読み取った概要) このような正体を持つ政党について長年取材し、まとめた書籍である。 また、最後の年表や議員リストが便利である。 特に最近は政党ロンダリングと言って、N国党を隠して地方議員や自治体長選挙に立候補する人がいるので、確認するときにリストが使える。2025/01/07

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