文春e-book 愛されてんだと自覚しな

著者名：河野裕【著】

文藝春秋（2023/05発売）

• ISBN：9784163916965

内容説明

『いなくなれ、群青』の著者が描く、最高にポップなファンタジー

恋人と再会するため千年の輪廻を繰り返す杏。今はルームメイトと共に満ち足りた日常を満喫中……のはずが、封印した神が顕現し――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やも]

このロックなタイトルにノックアウト☆興味津々で読んだら、oh！ファンタジー！苦手分野☆千年前に恋に落ちた男女、神の呪いにかけられる。それは「千年も万年も生を繰り返すが、結ばれることはない。男は生まれ変わるたびに輪廻を忘れ、女を愛した途端に思い出す。女は輪廻を覚えたまま生まれ変わり、男を愛した途端にそれを忘れる」ってストーリー。ここが話のピークだったね。ちなみに９ページです。このあとはややこしいや〜ややこしや。１５９ページまでは読んで脱落。

2025/02/05

[えんちゃん]

タイトル惚れ。生まれ変わっても必ずあなたと恋に落ちる。神の怒りを買い、決して結ばれることのない輪廻に囚われた男女の、千年の時を超えた恋愛ファンタジー。1章2章で和綴じ本を巡る人間と神のドタバタ劇がかなり分かりにくいけれど、乗り越えた先の3章で回収される千年の謎がとてもエモーショナル。そうでしたかー。あなたとあなたでしたか！たとえ輪廻の記憶を失っても、幸せな日々はそこにある。初読み作家さん、面白かったです。

2023/12/22

[ベイマックス]

河野裕氏作品としては、意外だった＆う～ん…。感想に困るな。

2023/12/09

[さつき]

水神の呪いを受け千年生まれ変わり続ける恋人たちの物語。と言っても情念とは無縁で軽やかな作品です。何度も繰り返すうちに執着は薄れるものなのかもしれない。理不尽な呪いを受け入れて今生を愉しむ。淡々としているようで実はお互いを深く思い合う二人が素敵。

2025/06/20

[萩]

説明書読んでもさっぱりわからないから、とりあえず適当にいじってみたけどやっぱり動かなかった。そんな感覚を彷彿とさせる物語。率直に言えば途中で読むの挫折。とにかく初期設定がまったく頭に入ってこない。千年の輪廻転生？謎の古書、徒名草文通録？？生まれ変わった男女の片方は記憶を持って片方は忘れて出会ったら片方は忘れて片方は思い出して？......は？？...すべてを無視して普通のミステリーとして読むのも可だと思うが、なぁぁんか読み辛い構成になっていて波に乗れなかった。題名だけは最高に格好良かったです。

2023/07/30