内容説明
高く、遠く羽ばたけ、見果てぬ明日へ――
初恋、友情、夢、仕事……幼馴染みの少年少女たちの巣立ちを描く、瑞々しく豊潤な傑作時代小説!
上野不忍池の「花鳥茶屋せせらぎ」は、珍しい鳥や植物を愛でる行楽の苑。いかがわしさとは縁遠く、女子供にも人気だ。
幼い頃、手習い師匠が語る鳥の話を、仲間と共に夢中で聞き入った勝次は、「せせらぎ」で鳥かご職人の修業中だ。
ある日、黒目の双眸が白肌に映える女から注文を受けた勝次は心を奪われ――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
16
今まで読んでいた時代小説とは一味違って、青春群像。求めているものかと言うとちょっと違うかなぁ2024/02/10
トラジ
6
花鳥茶屋「せせらぎ」を舞台にした青春群像劇であり幼馴染5人の成長譚。清々しい読了感。2018/07/04
あき
4
青春あるあるが散りばめられた、舞台を現代にしても通じそうな青春群像劇。認められたいあまりの空回りとか、大人の女性への憧憬とか、みんなの一所懸命さが爽やかで気持ち良い。影絵芝居の下りは、高校の文化祭でみんなでワイワイやってた高揚感を思い出した。2023/11/17
たーくん
4
上野不忍池の「花鳥茶屋せせらぎ」は、珍しい鳥や植物を愛でる行楽の苑。いかがわしさとは縁遠く、女子供にも人気だ。幼い頃、手習い師匠が語る鳥の話を、仲間と共に夢中で聞き入った勝次は、「せせらぎ」で鳥かご職人の修業中だ。ある日、黒目の双眸が白肌に映える女から注文を受けた勝次は心を奪われ―未来に羽ばたく少年少女を瑞々しく描く豊潤な時代小説。2022/08/18
山内正
2
耕太は瑠璃の修復を頼まれ欠けたガラスと他のガラスを比べたら少し違う事に気が付き新しいだけのでは 磨きに弱く割れたいっその事合わせて焼き直して新しい磨きを掛けて 相手方に渡したが果たして良かったのかと思案していた暫く後に松前藩から耕太に会いたいと申し出があり 後日オランダ人がやって来て せせらぎ店は周りの人やらでごった返した瑠璃の工夫を知りたいと 聞きに来たのだ! 耕太は苦心した事が報われたと 仲間達の顔を見た。!2018/07/02




