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内容説明
今や誰もが必ず結婚する時代は終焉を迎えました。生涯未婚率は男3割、女2割に達しようとしています。世帯構成のトップは一人暮らしの単身世帯であり、2040年には単身世帯率が4割に達すると見込まれています。社会構造が大変化すれば、当然消費の構造が変わります。世帯数がソロの方が多いのに、いつまでも家族向けの商売をやっていては通用しません。性別や年齢、世代で消費者をとらえるのは時代遅れです。
本書は「激増するソロ市場」で今後どんなものが売れるのか、そのヒントと本質を、多彩なデータをもとに、ソロ市場研究の第一人者がわかりやすく解説します。
目次
●第1章:社会構造が変わる
昭和の人生すごろく/日本のソロ社会化/家族が消滅する/家族は作られず、壊されていく/生涯無子率5割時代へ/出生数が減るのは日本だけではない
●第2章:消費構造が変わる
世代論マーケティングは無意味/Z世代マーケティングのまやかし/消費は女性が動かすと言われたが本当か?/独身なんて狙ったって儲からないという説の嘘/スーパーとコンビニ売上に見るソロエコノミーの隆盛/冷凍食品の隆盛/「ガチソロ」「カゲソロ」「エセソロ」「ノンソロ」/独身だけが「ソロ活」をするのではない/年齢とともに変化するソロ度割合/家族市場規模を凌駕するソロ活市場
●第3章:市場が変わる
外食産業を支えているのは独身者/外食産業を支えてきた「おひとりさま」/日本の食文化を形成したソロたち/エンゲル係数が高い独身男性/ソロ旅需要の変化/認められてきたソロ温泉/遊園地、動物園、水族館のソロ活増加/周辺消費を生み出すオタク消費/男性コスメに熱い注目
●第4章:感情をとらえる
デモクラシーからエモクラシーへ/私が不快だからというクレーマー/ソロと家族とでは「感情」のOSが違う/未婚の中年男性の幸福度はもっとも低い/承認欲求には男女差がある/「モノ消費」「コト消費」とは?/エモ消費という概念/幸福を買う?
●第5章:環境のお膳立て
人を動かしているのは意志ではなく感情/環境と感情と理屈/お膳立て理論/「面倒くさい」を価値化する/すべての行動は受け身である/「無」を求める感情/男脳・女脳なんてものはない/「選択肢の罠」の落とし穴/文脈を作るというイノベーション/接続するコミュニティ/テクノロジーが発達しても残るもの
感想・レビュー
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よっち
林原琢磨
さとう
みねお