内容説明
本書は、カトリックのシスターであり日本文学研究者でもある鈴木秀子さんと、礼拝行(五体投地)を実践すると共に「坐禅断食」を提唱・指導する禅僧野口法蔵さんによる共著本です。本書のテーマは、宗教・宗派の違いを超えた〈祈り〉のありようを明らかにしようとするものです。宗教遍歴の後、厳しい修行(礼拝行)を実践していた野口さんは、鈴木さんとの出会いにより、「修行とは他者の幸せを願うこと=祈ること」と気づいたと言われます。「他者の幸せを願う」という意味での「祈り」について、鈴木さんと野口さんの論述から浮き彫りにします。対談本でなく、各節を分担執筆しているため、お二人それぞれの論旨をゆっくり追いながら読むことができる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
shimashimaon
4
『セシルの女王』で祈りというキーワードに惹かれて出会った本。私にはあなたは愚か自分さえも救うことはできないが、あなたのために祈りたい。祈ることしかできないが。読書中に野口法蔵氏の『チベット仏教の真実』を読んでオムマニベメフンに感銘を受けたけど、私には主の祈り「天に在します我らの父よ〜」が合っていた。同時に身体感覚を少しでも鋭敏にできたらと思います。五体投地は、毎朝の日課である太陽礼拝ヨガを想像すれば、その効果が想像できます。野口法蔵氏の別の本を読みたくなりますが、それは今やれることをやってから。断酒です。2025/11/18
peace land
4
聖心会のSisterと、臨済宗僧侶との共著。シスターは臨死体験があるそうです。そのことは書いてありませんが…。臨終のとこへ呼ばれることが多いそうです。自分を大切にする、自分を褒めるとあったのですが、私はこれで傲慢になる😞 僧侶の方の五体投地はすざまじい。座禅や断食や呼吸法にはとても関心が湧きました。 2021/06/25
Go Extreme
1
生きること、死ぬこと、祈ること:自分をもっと幸せにする方法 心の底から温かい思いを伝える訓練 祈りとは何か:感謝としての祈り 年齢による信仰心の変化 死に臨む人に呼吸を合わせる キリスト者の祈りと、僧侶の祈り:人智を超えた大いなる計らい 祈りは願い 死に臨んでできること:死は眠いと同じ 死を迎えている人との一体感 医者として死ぬ人は誰もいない 自分との対話:今日と明日は同じ日 自分と対話する道 自分を超える存在:この自分で良い=本当の謙虚 他人との絆結びはあなた次第 これでいいのだ 坐禅と断食2021/10/10
Nori
0
野口法蔵さんを知るきっかけ。 本を読むと、その共著や参考文献や引用で新しい作家や人物を知ることになり、自分の本の世界がどんどん広がっていく。それが楽しいんだな。 この本は素晴らしかった。西岡京治さんというブータンで活躍した生物学者さんのことも知れたし、座禅断食に興味を持ったし、これで五体投地を始められた。2023/12/23
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