内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「でない」、「かつ」、「または」それに、これらから派生する「ならば」などは、特別な知識ではなく、ごく普通の人がごく普通に思考するうえで、極めて大事な言葉です。日常会話レベルでは、その意味の解釈が個人によって多少曖昧でもトラブルは発生しないかもしれません。また、曖昧性のために日常会話がかえって円滑に進むこともあります。しかし、様々な人が混在している複雑な社会では、「でない」「かつ」「または」「ならば」などの基本用語について最低限の共通認識は必要です。基本をしっかり押さえていればこそ、安心して曖昧さを受け入れることができます。本書では、表とベン図を使って、読者が論理学と集合の基礎知識を身につけられるように解説していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんく
12
本屋で見つけた瞬間、「あ、欲しかったのはこういう本だ!」と。実家に寄ったときにも読んでいたら「もともと理屈っぽいのにそんなの読んでどうするの」なんて言われても気にしません。さて・・・。「安くて旨い」の否定は「高くてまずい」??こういうのを論理学的に理解できる。例も多く載っていて理解しやすいし、なによりおもしろい。Section0-11まであるプロローグが秀逸でした。ただ、日常でこの論理学を使うとなると、自分の力不足で、やはり難しいかな。小説やそのほかの本を読んで考えをまとめるときなんかに使えるだろうか。2025/05/05
sugu
5
面白いトピックが織り交ぜられていて、読みやすかった。論理学となると、堅いイメージをもちがちだろうがそこまでではなかった。取っ掛かりとしては、とても良いと思う。2025/01/24
ろくしたん
2
論理というか、「集合」を教えてくれる本だった。ちゃんと読むには時間がかかりそう。2023/09/17
youta32449999
1
論理と集合の対応関係を図示しており読みやすかった。ならばを~(p∧~q)としてpでありq でないことはないと定義してたのは学びになった。こう定義された方がpが偽のときの定義に混乱する人も少ないんじゃないかなと。連言、選言の定義をこう変えたらド・モルガンの法則はどうなるかというような話題も扱っており、説明される記号の定義が絶対的な真理ではなく都合がいいからそうしているという考えを理解する助けになる2024/10/15
びんまん
0
読んだけど、やっぱり日常に論理を感じるのは難しいなと思っちゃった。2025/04/10