富士見L文庫<br> 私と陛下の後宮生存戦略 ‐不幸な妃は巻き戻れない‐【電子特典付き】

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富士見L文庫
私と陛下の後宮生存戦略 ‐不幸な妃は巻き戻れない‐【電子特典付き】

  • ISBN:9784040749631

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内容説明

◇◇◇あらすじ◇◇◇

若き賢帝の唯一の妃『最愛』を決めるため、後宮に集められた妃達。
その中で最も格下の、五十番目の妃ソーニャには秘密があった。
それは【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死ぬと時間が戻る祝福】を持つこと。
玉の輿を狙う妃達により魔境と化した後宮で、彼女は毎日『死に戻り』続けていたのだ。
(早く『最愛』を決めてくれないかな。そして家に帰りたい)
そう願うソーニャだったが――

「貴様を私の『最愛』にする!」

皇帝エルクウェッドが指名したのはソーニャ。
その上『最愛』のはずなのに陛下は大層お怒りのご様子で……!?

※電子特典として、巻末にエルクウェッド目線の過去編を描いた書き下ろしショートストーリー1篇を収録

◇◇◇登場人物◇◇◇

◆ソーニャ
後宮で五十番目の底辺妃。
【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死んだら時間が戻る祝福】を持つ。

◆エルクウェッド
「賢帝」と呼ばれるほど有能な若き皇帝。
数々の偉業により世界で一番知名度の高い人物とされるが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

34
若き賢帝エルクウェッドの唯一の妃『最愛』を決めるため、後宮に集められた妃達。最も格下の五十番目で死ぬと時間が戻る祝福を持つ妃ソーニャと、不憫な最強陛下による死に戻り禁止の後宮攻略ストーリー。玉の輿を狙う妃達により魔境と化した後宮で、毎日死に戻り続けていたソーニャ。そんな彼女をエルクウェッドが『最愛』に指名した理由。事情を知ったら納得しましたけど、彼女が安易に死ぬことを許さず、死なせないためにとんでもない難局の連続を切り抜けてみせるエルクウェッドがヤバい(笑)彼女も何かズレてるけど何かお似合いの二人でした。2023/05/13

わたー

27
★★★★★面白かった。国民全員が祝福と呪いを持つ国を舞台に、死に戻りの祝福と死に繋がる不幸にあいやすいという呪いを持った主人公と、他者の祝福の影響を受けにくいという祝福を持つが故に主人公の死に戻りに強制的に巻き込まれ続けるヒーローとの後宮ファンタジーコメディ。後宮ファンタジーと死に戻りという感動系にも繋げられそうな題材から、ここまでコメディ全振りの作品が生まれると…著者はこの作品が商業デビュー作らしいのだが将来有望すぎる。死に戻り過ぎていて、自分の死が生活の一部になるまで馴染んでしまったという2023/05/23

るぴん

25
これがデビュー作の作家さん。「死に繋がる不幸を呼ぶ呪い」を持つが、同時に「死ぬと時間が巻き戻る祝福」を持つソーニャと、子供の頃から彼女の死に戻りに巻き込まれて被害を被ってきた皇帝エルクウェッドのドタバタラブコメ。だけどラブ要素は全くなくて、ひたすらエルクウェッドが「おもしれー男」ぶりを発揮するコメディーだった。ソーニャの死に戻りに巻き込まれる度、エルクウェッドが様々な特殊能力を身に付けるのが面白い。突っ込むときりがないけれど、楽しんだ者勝ち…という感じの物語。2023/05/17

サキイカスルメ

17
おもしれー女とおもしれー男の奇跡コラボだ!好き!ソーニャ視点で始まるものの、このお話は皇帝エルクウェッド視点からが本番だなと。ブチギレ怒りパワーと有能さのせいで誇張じゃなく【何でもできる皇帝】になってしまったエルクウェッド。彼の過去は涙なしでは語れない悲壮さと、とんでもない面白さがありました。宰相の能力エピソードや、絶体絶命ピンチを根性で生き抜く皇帝とアフロボンバーなど差し込まれるコメディが楽しすぎる。コメディを対価に恋愛要素は少なめだったので、シリーズ化してコメディしつつラブも増していってほしいなぁ。2023/05/19

色素薄い系

6
なんか思っていたのとは違ってコメディ色が強かったですね。まぁだからこそ陛下がちくしょう!とか言っててもあんまり違和感なかったけど。ソーニャの祝福に巻き込まれた結果数々の武勇伝を残す事なったエルクウェッドがスーパーマンになってたから魔法とか出て来ない世界だし彼の側にいれば安心かもしれない。絶対に死なせないと言っていたけどもし失敗しても今度は2人で立ち向かえるから回避も容易に出来そうだし。ただ2人の関係の進展はこれからという所で終わってしまったのが残念ではある。あと何かする時に奇声を発するのはヤバイですね。2023/08/02

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