富士見L文庫<br> 生贄妃は天命を占う 黒猫と後宮の仙花

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富士見L文庫
生贄妃は天命を占う 黒猫と後宮の仙花

  • ISBN:9784040748108

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内容説明

「どうしたもんかなぁ」新米占い師・月麗は困っていた。占いが権力者の逆鱗に触れて強制連行。生贄にされるはずが、人違いで神様の妃になるはめに陥ったのだ。
早速皇帝・洪封から命じられ、恋愛運を占ってみるが、結果は「妻に見えず」。偽妃だから当然だ。
それに生贄だとバレたら、月麗は喰われてしまう――。
怯える姿を尻目に、皇帝は月麗を喰べるつもりもなく、たっぷり溺愛しようと後宮専属の占筮者へと任命した。
だけれど後宮は一癖も二癖もある妃達ばかり。慌てる月麗の前に、モフモフの黒猫が現れて……?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつ子🌼

7
うわあ、いつもの尼野作品に中華ファンタジーとラブの成分マシマシの一冊です。佐々木センセとのコラボレーションお見事。 生け贄として神様の後宮に送り込まれた人間の占い師、月麗が救国(!)に奮闘する物語。もふもふ描写に癒されますし、クスッと笑えるシーンも多くて善哉。帝とキャッキャしてるのも素敵でにまにましてしまいます~。またこのコラボやっていただきたいなあ。2023/05/25

色素薄い系

5
なんか色々惜しかったなあと思う。月麗が境世に来たのって偶然だよね?なのに帝は最初から正体に気付いてるし(化粧で別人になってるみたいな描写あったよね?)、また会えるのが決まっていたみたいな話もされたし…未来を見る能力は使えなくなるなる云々も何だったんだろうというのが謎のまま終わった…月麗に対して上手くアプローチ出来なくてポンコツになるのは可愛いと思ったけどね。2023/07/31

HASE, Moto

2
旅の占い師・月麗はひょんなことから生贄にされ、さらに身代わりに選ばれ、明世(人間の世)と幽世(神獣の世)の境にある境世の後宮に放り込まれた。我ながら怪しすぎるのに皇帝の覚えがいきなりめでたいのはなぜ? ドロドロの後宮愛憎劇だったら怖いなと思いきや、境世の女性たちのメンタルがスポ根漫画もしくは不良学校喧嘩物みたいな勢いとパワーと痛快さで、月麗の元気のよさともふもふの可愛さもあって、爽やかな読み口でおもしろかった! 登場人物は多いけど、一人ひとり書き込みが細やかで素敵だった。2023/06/06

P

1
★★☆☆☆ うーむ。言うなれば、ガバの煮凝り? 私のように納得しながら読みたいタイプには全く向かない話だった。読めば読むほど雪のように降り積もる、細かい疑問と納得できない感覚。最後に残った疑問の山を見て、ため息をつく感じの読後感。続きがある風だから、それで解決するのかもしれないけど、そういうことなら(1)とか(上)とかそういうの付けて欲しい。話の筋が悪くないだけに、何か残念。2023/11/19

よっしー

1
面白かったんだけど…結局「消える」と言われた月麗の「能力」はどうなっているのか、とか諸々細かいところが気になってちょっとモヤモヤ。続きあるんかな?2023/08/21

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