内容説明
深川老舗大店のあるじ・桔梗屋太兵衛は、筆の稽古で賭場の貸元の猪之吉と出会い、肚を割った付き合いをする。病に伏した太兵衛は、騙り屋に狙われた店の後見を猪之吉に託して逝くが……。渡世人が実直な堅気の商人のために見せた男気と友情。これぞ一力節!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
19
すっごく面白かった!老舗の大店のあるじと賭場の胴元の、命をかけた大人の友情物語なんだけど、この二人が出会った場所というのが書道教室(筆道稽古場)なのよ!幼なじみではない。いい大人が、知り合ってすぐに互いの器量に惚れて、月に一度だけ食事をともにする、という関係。善悪ははっきりしているので、絶対に勧善懲悪だとわかるのに、最後までドキドキハラハラしながら読めた。結局、また狙ってくる可能性は大なのだけど、多分うまく切り抜けてくれるだろうという安心感と共に本を置くことができた。2026/05/13
tecchan
1
久方ぶりに著者の作品を読んだ。あいわらず読者を飽きさせなく読ませ、読後感も良い。2023/12/25
てん
0
人情と騙り屋との勝負が良い塩梅で楽しく読了。2024/09/28
giunyu
0
親父さんからまわってきて何も知らずに読み進めて面白い!と一気読みでした。2024/02/12
Naoko Fukumi Fujita
0
一番好きな作家の文庫本、巻末によると新装版として2023年5月30日第一刷発行とある。最近は週刊誌3冊と月刊小説誌1刷と隙間時間の電子本がルーティーンであること、読書スピードが速くないこともあり数か月積読状態、主に通勤時間を利用した。職業の異なる二人がお稽古事で出会い意気投合、片方が亡くなり引き継いだ相棒が知恵と人脈を屈指して大きな困難を乗り越えるちょっとしたミステリー要素も備わった本当に面白いお話。小道具や食の表現が何ともいえず、近いうちにまた弁松のお弁当を食べようと思った。縄田一男の解説もすばらしい!2023/09/28
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