講談社文庫<br> 新装版 BT’63(上)

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講談社文庫
新装版 BT’63(上)

  • 著者名:池井戸潤【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2023/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065318010

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内容説明

「物語」のすべてが Back To
現代から過去へ 父から息子へ
記憶の鍵 喪失と再生 崩壊する家庭

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる――。父と息子の感動長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

となりのトウシロウ

53
池井戸潤のファンタジー絡みのミステリー。精神を病み、仕事も妻も失った大間木琢磨。亡くなった父史郎の遺品から派手な制服が見つかる。結婚する前の運送会社のものではないかという母。琢磨は何かに引き寄せられるように制服に袖を通すと昭和38年当時の父が運送会社で働いていた風景が目の前に広がり、当時の父の目を通して若かりし頃の父を追体験するという物語。右肩下がりの運送会社を立て直そうと努力する史郎。薄幸の女性への恋。会社の運転手が起こす事件。史郎が辿った運命は。そして琢磨はどうなる。面白くて一気読み必至。下巻へ。2023/08/27

カブ

46
古いボンネットトラックのキーを手に取ると、意識が過去の父親のそれと重なる。自分の知らない若き父・史朗。病気のせいで自分の意識に自信のない琢磨が探る父の過去。ファンタジーでもあり、サスペンスでもある。スビード感があって面白く、このまま下巻へ。2023/06/06

KEI

38
仕事の過労とストレスから心を病んで入退院を繰り返し、妻にも去られた主人公・大間木琢磨。父の遺品を手にした時に生まれる前の昭和30年代の光景が蘇った。父・史郎が企画した新規事業、恋、殺人。それらを琢磨が丹念に調べていく。琢磨のこれからは?下巻へ。2025/02/19

ぴかりん

18
Audibleにて。父と息子の感動物語みたいな話かなと、勝手に思ってましたが、SFでありミステリーであり犯罪小説でもあり、お得意の経済小説でもありの、壮大なエンタメ小説でした。はじめのうちは、話の展開について行けず戸惑いましたが、途中からは面白くてイッキに聴いてしまいました。下巻が楽しみ〜2025/05/14

ゆぽ

10
池井戸さん初期の作品、なかなか手が出ませんでした。最初は苦戦しましたが、構成に慣れてからはグイグイ引き込まれました。下巻へ。2024/12/02

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