講談社文庫<br> 湯けむり食事処 ヒソップ亭2

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講談社文庫
湯けむり食事処 ヒソップ亭2

  • 著者名:秋川滝美【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 講談社(2023/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065317860

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内容説明

温泉と旨い料理に癒やされて。

老舗旅館の食事処には、肴と名酒と憩いを求めて人が集う――
累計110万部突破! 『居酒屋ぼったくり』著者によるグルメ小説の決定版、待望の第二弾!

数年前に有名料亭の料理人をある事情から辞めた章は、
素泊まり温泉旅館「猫柳苑」の食事処「ヒソップ亭」の主人に。
新しい仲間も加わり、さらにパワーアップした「ヒソップ亭」。
景気も世情も厳しいけれど、美味しい肴を名酒を求めて今日も誰かが訪れる――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

160
安曇はいい娘だ。でも、それと経営は別。景気が悪ければ、どこも経営は大変だ。うまく店の売り上げを伸びるように、知恵を振り絞って、安曇を少しでも早く本雇いにしてほしい。安曇は頑張りすぎ。体調だけは気をつけてほしいな。それにしても、相変わらずヒソップ亭の料理は、吞兵衛を刺激するような美味しそうな料理があるなあ。それと取り揃えてる酒もなかなかのものだよ。呑んだことのあるお酒がでてくると思わずニンマリしてしまう。久しぶりに“酔鯨”を飲みたくなった。ヒソップ亭、頑張れ!2023/09/05

真理そら

63
コロナ禍と関連する不況の中で旅館や併設する「ヒソップ亭」は赤字にはならない程度の細々とした経営状況。章の過労を案じる幼馴染夫婦の忠告でパートの料理人・安曇を雇い入れたが彼女の生活を支えるほどヒソップ亭には余裕がない。観光地なので町全体が不況に覆われてついに老舗料亭が店じまいをする事に…。その老舗料亭に顧客に届けていた豪華な弁当を引き継いでくれと頼まれたことで商売の新たな方向性が見えてくる。桃子ちゃんが陽なのが救いだけれど章クンももう少し前向きになってほしい。2023/09/05

坂城 弥生

43
美味しそうなご飯にお酒。新しい仲間も増えて越えなきゃいけないハードルもクリアしてて良かった。2023/12/05

41
宿食抜きの温泉宿に併設するヒソップ亭。コロナ禍も鑑みた薄暗い流れです。 賛否は別れると思うけど、ご都合的であろうとも、陽に割り切るストーリー好き! だって、交通費ですら税金取ろうとするカツアゲ政治なんだもん。今まで社会を支えてきて、(今の不景気に関係なく)裕福に暮らす先輩達が下支えしてくれるなら享受した方がいい! ヒソップ亭の先は安泰だ(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)2023/08/04

よっち

32
素泊まり温泉旅館の「猫柳苑」の食事処「ヒソップ亭」に、働き者の安曇が新たに仲間入り。しかし突然の不況にヒソップ亭にも不穏な影が立ち込める第二弾。勉強熱心な新しい安曇の姿に、主人の章は「猫柳苑」の夕食復活に向けて意気込むものの、苦境の中で直面する新たに夕食まで手を広げるべきかという葛藤。今回は意外なところから光明も見えてきましたけど、料理に真摯な章と桃子や安曇たちの持ち味がそれぞれ補完し合うような関係があって、これからいい感じに化学反応を起こしていきそうな予感の中、今後の展開がまた楽しみになってきましたね。2023/05/16

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